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邪悪なウィルス6種に感染したパソコンに1億4千万円の値がつく

邪悪なウィルス6種に感染したパソコンに1億4千万円の値がつく
The Persistence of Chaos, 2019

世界で最も悪名高いコンピューターウィルス6種に感染したノートパソコンのオークションが行われ、なんと1,345,001ドル(約1億4700万円)という高値で競り落とされた。

 

中国人ネットアーティストが出品

 

この呪われたパソコンをオークションにかけたのは、インターネット・アーティストという肩書きでさまざまなアートプロジェクトに挑戦しているGuo O Dongという人。

 

実は今回の競売も、彼のアートプロジェクトの一つだ。ニューヨークのサイバーセキュリティ会社「Deep Instinct」とのコラボレーションで、邪悪な6種のウィルスを持ったノートパソコン「The Persistence of Chaos(混乱の持続性)」を創りあげ、それを作品として世の中に公表する目的があるらしい。

 

邪悪な6種のウィルス

 

そのパソコンの機種はSamsung NC-10。中に入っているウィルスは次の6種。

 

●WannaCry〜2017年に世界的被害をもたらしたランサムウェア。23万台以上のコンピュータが感染。

●BlackEnergy〜2015年にウクライナの大規模停電を引き起こした、トロイの木馬型マルウェア

●ILOVEYOU〜Eメールやファイルシェアリングを介して感染、世界50万以上のコンピュータシステムを不能にし、150億ドルの被害を及ぼしたと言われる。

●MyDoom〜自動的にスパムを大量送信するワーム型マルウェア、驚異的な速さで感染し、380億ドルの被害を出したと言われる。

●SoBig〜2003年に発見されたウィルス。感染したコンピュータからウィルスが自分自身のコピーをEmailに添付して、自動的に送信してしまう。

●DarkTequila〜2013年頃からラテンアメリカ諸国で感染が広がっている、銀行口座の情報を盗み取る高度なマルウェア。

 

The Persistence of Chaos, 2019

 

Dongさんは6種のウィルスについてこう言っている。

 

これらのソフトウェア(ウィルス)はとても抽象的で、奇妙な、可笑しな名前がついているので、まるでフェイクのように思えます。

けれどそれらのウィルスは、インターネットと現実世界が別々のものではないということを、強く表現しているように思うのです。

マルウェア(ウィルス)は、インターネットの世界がモニターから飛び出して、実際にあなたに噛み付くということを、最も具体的に示す方法なのです。

 

この恐るべきパソコン「The Persistence of Chaos」を今回競り落とした誰かが、ウィルスをインターネットに流出させてしまうことはないのだろうか?

 

DongさんとDeep Instinct社によれば、このパソコンの全てのポートは物理的に壊されており、ネットには接続できないそうだ。また、所有者となるには、ウィルスを拡散させる意図がないことを文書で表明しなければならないとのこと。(了)

 

出典元:Odditycentral:Artist Sells Obsolete Laptop Infected with Six of the Deadliest Computer Viruses for $1.2 Million(5/27)

出典元:Motherboad:A Computer Afflicted With 6 Infamous Viruses Has Passed $1 Million at Auction(5/21)

出典元:The Persistence of Chaos, 2019

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