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テンプル騎士団が作った秘密の地下通路、イスラエルの都市で発見

テンプル騎士団が作った秘密の地下通路、イスラエルの都市で発見

十字軍遠征で活躍したテンプル騎士団。彼らが作ったとされる地下トンネルが、イスラエルで考古学者によって発見された。

 

800年前に作られたトンネル

 

そのトンネルが見つかったのは、イスラエルの街、アクレ。この海岸沿いの街は、かつて古代都市があったとされ、地下で見つかったトンネルは約800年前にテンプル騎士団によって使われていたという。

 

これを見つけたアメリカ人考古学者のAlbert Lin博士は、ナショナル・ジオグラフィックのドキュメンタリー番組の中で次のように述べている。

 

「十字軍遠征の間、テンプル騎士団は神のため、そして栄誉や宝物のために戦いました。現在のアクレの街のどこかに司令室があり、恐らく宝物もあるのです」

 

テンプル騎士団とは?

 

テンプル騎士団は敬虔なクリスチャンで、11世紀に聖地「エルサレム」を奪還した十字軍が撤退した後に、9人のフランス貴族らによってその地を守るために組織されたという。

 

神殿(テンプル)の丘を エルサレム王国より与えられたことから、テンプル騎士団と名乗るようになる。騎士の誇りのために決して敵に降伏せず、名誉の戦死を尊ぶ集団だったといわれている。

 

テンプル騎士団のメンバーは、よく訓練を受けた騎士などで、中世最強の騎士団とまで呼ばれたが、同時に国際取引の銀行システムを構築し、また多くの寄進を集めたことで巨万の富を築いたそうだ。

 

またエルサレム神殿の跡地から聖杯や聖櫃、「契約の箱(アーク)」を発見したなどといった伝説も伝わっており、フリーメーソンなど多くの団体が自らの出自をテンプル騎士団と結びつけることで、その神秘性を高めようとしてきた歴史もあるとか。

 

Saint Andrew’s Church

レーザーを使って発掘現場をスキャン

 

Lin博士のチームは、十字軍の第3次遠征の間に騎士団にとって中心となった砦の発掘現場で、レーザーや検知器を使いスキャンし、物を壊すことなく調査を行ったという。

 

その結果、現代の街の下に隠されていた、秘密のトンネルと騎士の詰め所を発見。それを使い、どのようにテンプル騎士団が黄金を伝説的な「宝物の塔」に運んだかを明らかにしたそうだ。

 

しかし「宝物の塔」は石や砂の数メートル下に埋まっており、今後も発掘されるかは明らかになっていない。Lin博士は次のように述べている。

 

「テンプル騎士団の隠されたトンネルは、地上の通りに沿ってくねくね曲がって進んでいます。彼らは密かに黄金をアクレの砦へ運んだのです。そして最後を飾るのが、宝物の塔なのです」

 

莫大な富を隠したとも言われているテンプル騎士団。その宝物が発見される日が来るのか、楽しみだ。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Knights Templar secret tunnels ‘leading to Treasure Tower’ discovered in Israel(10/28)

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