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「寄せ書き日の丸」アメリカの博物館が日本兵の遺族に返還

「寄せ書き日の丸」アメリカの博物館が日本兵の遺族に返還
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亡くなった日本兵が持っていた「日の丸」の旗が先日、アメリカから遺族の元へ戻されたのをご存じだろうか。

 

サイパン島で戦死した日本兵のもの

 

ABC Newsによれば、その旗は「寄せ書き日の丸」と呼ばれ、1943年に大日本帝国陸軍に徴兵され、サイパン島で戦死した睦田繁義さんが持っていたものだという。

 

その旗には「武運長久」と書かれ、睦田繁義さんの名前と共に、幸運を祈る親戚、友人、近所の人々の署名が記されている。

 

これは、繁義さんが陸軍に徴兵される前に贈られたもので、後に家族は、彼がサイパンで亡くなったと聞いたが、遺骨は戻らなかったそうだ。

 

しかし7月20日、その「寄せ書き日の丸」が、繁義さんの遺族の元へと戻された。

 

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空母「レキシントン」で展示されていた

 

この旗は1994年に寄贈されて、テキサス州の町、コーパスクリスティにある空母「レキシントン」の博物館に展示されてきたという。

 

博物館のSteve Banta館長は今年の初め、「OBON(オボン)ソサエティ」から連絡を受け、この旗の意味を知ることに。

 

「OBON ソサエティ」はこれまでも、戦死した日本兵の子孫に、同様の旗を約500枚、非生物学的遺骨として返還してきたそうだ。

 

今年の4月には、博物館を訪れた人が、繁義さんの旗の写真を撮影。その写真を繁義さんの孫が見て、「OBON ソサエティ」に返還の助けを求めることになった。

 

そして7月20日には博物館で、アメリカ海軍や日本総領事館の関係者らが出席して記念式典が開かれ、繁義さんの長男である敏弘さん(83)に「寄せ書き日の丸」が手渡されたという。

 

その際、敏弘さんは取材に対し、「奇跡のようなことがあるのかと思い、感激している」と語り、次のようにも述べていた。

 

「今日、旗を受け取って、あのような戦争は二度と起こしてはならない、このような悲しい思い(別離)は誰にもしてほしくないと、切に思いました」(了)

 

出典元:ABC News:It’s a miracle, say family of Japanese soldier killed in WWII, as flag he carried returns from US(7/29)

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