フィジーで2人の旅行客が謎の病気に襲われ死亡、死因は現在も不明のまま
フィジーを観光で訪れていたアメリカ人カップルが、原因不明の病気で突然亡くなったとして、複数のメディアが伝えている。
激しい嘔吐と、下痢に襲われる
米国務省のスポークスマンによれば、亡くなったのはテキサス州、Fort Worthに住むDavid Paulさんと、Michelleさんだという。
2人は2歳になる子供を預け、5月22日にフィジーへ到着。しかしその後、ひどい吐き気と下痢に襲われ、現地の病院で治療を受けることに。
やがて2人は病院から退院したが、それからまもなくMichelleさんの父親のもとへ、義理の息子であるDavidさんが危険な状態であると知らせがきたそうだ。
Davidさんはオーストラリアの病院へ運ばれることになっていたが、その前に死亡。数日たってから、Michelleさんも亡くなったという。
死因が不明、現在調査が進められる
しかし現時点になっても、まだ何が原因で亡くなったのかは特定されていない。
2人はフィジー西部のデラナウにある、シェラトン・リゾートのヴィラに宿泊していたそうだが、体調不良の原因がホテル側にあるとは考えられていないそうだ。
フィジーにある米大使館は6月5日に声明を発表。彼らがどのようにして亡くなったのかを調べるため、すでに1週間以上かけて現地の警察や保健省の職員らと協力して調査を行っていると述べている。
さらにアメリカの疾病管理予防センターも現在、フィジーの当局と協力して調査を進めており、2人の死因を特定するために、担当者から組織のサンプルを送ってもらっているという。
亡くなった2人はフィジーへ出発する前は健康状態も良く、しばしば海外旅行へ出かけるため、適切なワクチン接種も受けていたそうだ。
夫婦の間には2歳になる息子のAydenちゃんがおり、またDavidさんには前のパートナーとの間に生まれた3人の子供がいると言われている。(了)
出典元:NBC:Texas couple vacationing in Fiji dies from unknown illness(6/4)
出典元:ABC News:Texas couple dies of mysterious illness during ‘amazing vacation’ in Fiji, family says(6/3)