木に落ちた雷が男性に飛び移った!手や足にケガを負うも一命を取り留める
※この記事に関する動画はありませんので、ご了承下さい。
雷に打たれたアメリカ人の男性が、一命をとりとめ軽傷で済んだとして、複数のメディアが伝えている。
旗をしまおうと外へ出た瞬間
奇跡的に助かった男性とは、ニューヨーク州のロングアイランドに住むJonathan Borrielloさん(29)だ。
彼は6月2日の午後10時48分頃(現地時間)、嵐が近づいていたため、自宅前に飾ってあったアメリカの国旗をしまおうと、家から出たという。
そして嵐の様子を見ようと、玄関ポーチの外から出て行ったそうだ。彼はすぐに国旗を降ろし、それをポーチに置いたのだが、次の瞬間、11フィート(約3.3m)離れた木に雷が落ち、樹木が2つに裂けたという。
そして同じ雷が彼にも飛び移り、左の肩や腕を直撃。その衝撃で体が、2,3フィート(約1m)後ろに飛ばされたそうだ。
地面に倒れた後、彼は何とかドアのベルを鳴らすことができ、当時家の中にいた妹(姉)に知らせることができたとか。そして彼女がすぐに救急車を呼んだという。
「聞くことも見ることもできなかった」
落雷の瞬間について、BorrielloさんはNYPostの取材に対し、次のように語っている。
「雷は私を家の方に向かって、投げ飛ばしました。私は完全に何もできませんでした。動くことも、聞くことも、見ることもできませんでした。私はそれを表現することはできません。それは私がこれまで見た中でも、最も大きな白い閃光でした」
またBorrielloさんはNYPostの取材に対し、当時金属製のポール(旗竿)をつかんで降ろしていたと説明しており、もしポールをつかんでいなければ、雷に打たれることはなかったと述べている。
その後、Borrielloさんは地元のHuntington病院へ運ばれて、治療を受けたという。
彼は手や足に火傷を負っていたものの、それ以外命に関わるようなケガに苦しむことはなかったそうだ。(了)
※NYPostの記事では、20フィート(約6m)も宙に舞ったと表現されているが、今回はabc7の情報を採用した。
※下は過去の動画。家の前に雷が落ちる様子が映っている。詳しい記事は動画の下になる。
VIDEO: dangerous lightning out of #BoyntonBeach.
Credit: Erica Hite @NWSMiami @StormHour @weatherchannel @WPBF25News pic.twitter.com/SCKK0kHrzc
— Britley Ritz (@WPBF_Britley) May 5, 2019
出典元:abc7:Man struck by lightning on porch of Long Island home(6/4)
出典元:NYPost:Long Island man survives lightning strike, being thrown 20 feet in air(6/3)