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アフリカの4つ星ホテル、チンパンジーの子供を料理として提供か

アフリカの4つ星ホテル、チンパンジーの子供を料理として提供か
flickr_tom hartley

アフリカにあるホテルが、客に対してチンパンジーの子供の肉を料理として提供していたとして、関係者が追求されている。

 

3800円で提供していた?

 

そのホテルとは、コンゴ民主共和国の首都、キンシャサにある4つ星の「Beatrice Hotel」だ。

 

ここのレストランでは、スモークしたチンパンジーの子供の料理「bébé chimpanzé fumé(スモーク赤ちゃんチンパンジー)」を、27ポンド(約3800円)で提供していたという。

 

これは動物保護団体の「Conserv Congo」の訴えにより発覚し、現在ホテル側は刑事裁判に向き合っているそうだ。

 

政治家や警察官、観光客に人気

 

「Conserv Congo」のAdams Cassinga氏は、 The Timesの取材に対し、ホテル側が増え続けているアジア系顧客や地元の富裕層に対し、性的能力を増進させることアピールするために、この料理を提供していたと述べている。

 

実際人々は、チンパンジーの肉を通して魂を摂取でき、よりパワフルになれると信じており、地元の政治家や警察官、または好奇心旺盛な海外観光客などに人気があるという。

 

「Conserv Congo」は、ホテルに対する正式な刑事告訴状を提出。さらにホテルが保護されるべき個体を売買していたのではないかと、疑っているそうだ。

 

オーナーは印刷ミスだと主張

 

ホテルの管理部門は、当初チンパンジーの子供の料理を提供していたことを否定。その後、ホテルのオーナーであるAndré Kadima氏は、メニューにそれが書かれていたことを認め、「自分の知らない所で行われた」と述べたという。

 

ただKadima氏はThe Timesの取材に対して、ホテル内でチンパンジーが調理されていた事実を否定し、メニューの印刷ミスだったと主張した。

 

その上で「私たちは調理されたチンパンジーを販売してはいません。私たちはチンパンジーを愛しています。彼らが野生動物の間でどれほど貴重かを知っています」と語ったそうだ。

 

コンゴ民主共和国ではチンパンジーは法律で守られ、殺したり売買したりした場合、最大で10年の刑が言い渡され、最大で1万5000ポンド(約210万円)の罰金が科せられるという。(了)

 

 

出典元:THE TIMES:Smoked baby chimp on menu leaves hotel facing court(1/10)

出典元:Mirror:Four-star hotel caught offering smoked baby chimpanzee on menu for £27(1/10)

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