触れただけで死ぬ…スーパードラッグ「灰色の死」が米で押収される
非常に強力なドラッグがアメリカで発見され、警察によって押収された。
ルイジアナ州で容疑者から押収
そのドラッグの名前は「灰色の死(gray death)」。これはフェンタニールやヘロイン、オピオイドで合成されたもので、「スーパードラッグ」と呼ばれているという。
これが最初に発見されたのは2017年。当初はアラバマ州とジョージア州で見つかったが、その後オハイオ州やペンシルベニア州にまで広がっていったそうだ。
そして今回、ルイジアナ州の街、レイク・チャールズ出身の容疑者らのグループが所持しているのが見つかり、警察に押収された。
モルヒネの1万倍の効力
「灰色の死」はモルヒネより1万倍もの効力を持っているとされ、触れるだけで物質が皮膚を通って死ぬ危険があるという。
St. Mary Parish保安官事務所のスポークスマンであるDavid Spencer氏は、次のように人々に対し呼びかけている。
「気をつけて欲しいのは、その色です。それはコンクリートの塊のように見えます。人(犯罪者)はこれらに触れたがりません。例えできたとしても、両手にさえ乗せたくないと思っています。これが何かを知らずに罪のない人や、子供が触れるのを見たくはないと思います。私たちはただ、このことを一般の人々に知らせ、理解してもらいたいのです」
その上でSpencer氏は、もし見つけた場合は、拾ったり触ったりせず、警察に通報して欲しいと述べている。(了)
出典元:NYPost:Lethal drug called ‘gray death’ could kill by contact, officials say(2/5)
出典元:KLFY:New, deadly drug called ‘gray death’ found in Louisiana; officials say just touching it could kill you(2/7)