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アフガンで両親を殺された少女が復讐、AK-47を手にタリバン兵2名を射殺

アフガンで両親を殺された少女が復讐、AK-47を手にタリバン兵2名を射殺
flickr_brian.ch

アフガニスタンで十代の女性が、タリバンに対して両親の復讐を果たしたとして、注目を集めている。

 

タリバン兵が家に侵入

 

その少女とは、中部ゴール州にあるGeriveh村に住む、Qamar Gulさん(16)だ。彼女はこの村で両親と、12歳になる弟のHabibullah君と暮らしていたという。(BBCでは彼女の年齢を14歳から16歳としている)

 

しかし7月17日午前1時頃(現地時間)、イスラム過激派組織「タリバン」の兵士40人が、村を襲い、Gulさんの家にやってきたという。

 

Gulさんの母親は、ドアをノックする音で誰がきたのか確認しようとしたところ、武装したタリバン兵を確認。ドアを開けるのを拒んだ。

 

しかしタリバン兵は母親を撃ち殺し、さらに家の中に侵入して、父親も射殺したそうだ。父親は村長をしており、政府に協力的だとして、タリバンはターゲットにしていたと言われている。

 

両親を殺害した2名を射殺

 

Gulさんも事件当時、家の中にいたが、目の前で両親を殺され、すぐに行動に移したという。

 

彼女は家にあったAK-47(自動小銃)を手にすると、すぐに発砲。両親を殺したタリバン兵、少なくとも2名を殺害し、さらに他の兵士数名にもケガを負わせたそうだ。(英紙ガーディアンに対し、Gulさんは3名の兵士を殺害したと述べている)

 

その後、タリバンは一時撤退するも、再び村に戻ってきて、Gulさんの家に攻撃を仕掛けてきたとか。しかしその時は、村のメンバーや政府寄りの民兵も反撃、激しい銃撃戦になり、再びタリバンが撤退することに。

 

2人を安全な場所へ移送

 

その後、アフガニスタン軍はGulさんと、同じく家にいた弟のHabibullah君を保護。安全な場所へと移送したという。

 

しかし2人はショックを受けていたらしく、最初の2日間はあまり多くを語らなかったそうだ。ただし今では健康状態は良好だとされている。

 

州知事のスポークスマンであるMohamed Aref Aber氏は次のように述べている。

 

「彼らは言っています『これは自分たちの権利だ』と。『自分たちは両親なしに、もはや生きていく必要(意味)はないからだ』と。実際、彼らには、同じ村に住む異母兄以外、親類もいないのです」

 

ネットではGulさんの行動を称える、多くの投稿が寄せられているという。(了)

 

 

出典元:NYPost:Afghan teen kills Taliban fighters after they murdered her parents(7/21)

出典元:BBC:Afghan girl kills two Taliban militants in fightback(7/22)

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