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フランスのエッフェル塔付近で女性2人が襲撃される、差別的動機からか

フランスのエッフェル塔付近で女性2人が襲撃される、差別的動機からか
flickr_Rob Lee

先日、フランスのパリで、2人の女性がナイフで刺される事件が起き、犯行にイスラム教徒への差別的な動機があったのか注目が集まっている。

 

エッフェル塔の近くで事件

 

その事件が起きたのは10月18日、場所はパリのエッフェル塔の近くにあるシャン・ド・マルス公園だという。

 

その日の午後8時頃、警察は2人の女性がナイフで襲われたとの通報を受け、現場に急行。襲われた2人はケガを負ったが、その後救急隊員によって搬送されたという。

 

それから10月20日、警察は犯人と見られる2人の女を拘束(INDEPENDENTでは1人の女を拘束し、もう1人は追跡中としている)。意図的に人々を殺害しようとしたとして、現在捜査を続けている。

 

差別的な動機でイスラム教徒を襲った?

 

事件が明らかになってからも、当初捜査当局は何の情報も発表しなかったため、ネットのユーザーの間では非難の声が上がったという。

 

また英メディアの「INDEPENDENT」などは、刺された女性らはフランス国籍だが、アルジェリアにルーツを持つ女性たちだと報じている。

 

さらにその後、ネットを通じて今回の事件が起きたのは、女性たちがベールをかぶったイスラム教徒だからで、犯人には差別的な動機があったとの情報が流れたが、警察はそのようには見ていないらしい。

 

教師殺害事件で緊張が高まる

 

フランスでは先週末、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使って授業を行ったことで、歴史の教師・Samuel Patyさんが殺され、首を切断される事件が起きた。

 

その翌日には大規模な追悼集会も開かれ、多くの人々が参加し、同時にイスラム教徒のコミュニティとの間で緊張が高まっているという。

 

その一方で、フランス政府はイスラム過激派への取り締まりを強化し、教師殺害事件においてこれまでに16人の身柄を拘束、1か所のモスクの閉鎖を命じた。

 

またマクロン大統領は20日、Patyさんの殺害に直接関与したとして、イスラム原理主義組織ハマスを支持する団体「シャイク・ヤシン(Cheikh Yassine)」の解散を命じている。(了)

 

 

出典元:euronews:Police investigate after two women stabbed in incident under Eiffel Tower(10/21)

出典元:INDEPENDENT: Paris stabbing attack by Eiffel Tower prompts Islamophobic claims(10/21)

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