「バイデンが勝利したら銃乱射事件を起こす」脅迫動画を投稿した男を逮捕
アメリカ大統領選挙においてついにバイデン氏が勝利をおさめたが、それ以前にカリフォルニア州に住む男が、選挙結果によっては事件を起こすと、ネット上で脅迫を行っていた。
インスタグラムに動画を投稿
その男はロサンゼルス・エリアに住んでいるとされ、先日インスタグラムの動画において、次のように語ったという。
「もしバイデンが選挙で勝利したら、俺は学校で銃を乱射をした人間のようにやるつもりだ。そして全ての民主党員をやっつけるつもりだ」
男は11月6日、地元の警察と連邦の法執行機関によるタスクフォースのメンバーにより、乗っていた車を止められ、拘束された。
さらに捜査員が男の自宅を捜索。どのような攻撃を実行しようとしていたのか、についての証拠を集めたそうだ。現在動画は削除されているが、米メディアの「TMZ」ではサイト上で公開している。
似たような事件は別な場所でも
男の名前は公表されておらず、FBIの広報官であるLaura Eimiller氏も、次のように述べている。
「FBIは報告された脅威を認識しており、パートナーと協力しています。 この件に関しては州当局によって評価されています。 現時点では、連邦政府は逮捕も起訴もしていません」
また男は、国内でのテロの可能性を追跡する対テロユニット「CT 6」のチームによって拘束されたという。このユニットは、精神的な治療を必要とする、潜在的な脅威につながる人物をしばしば拘束しているとか。
ただ実は、このような脅迫は今回が初めてではない。同様の事件は、ペンシルベニア州でも起きており、開票が進められていたフィラデルフィアの集計センターにおいて、報告を受けた警察により武装した2人の男が逮捕されているそうだ。(了)