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コンゴ民主共和国で火山が噴火、大量の溶岩が街を襲う動画の数々

コンゴ民主共和国で火山が噴火、大量の溶岩が街を襲う動画の数々
Twitter/Vainqueur Kibongo

アフリカのコンゴ民主共和国で、火山が噴火し、多くの住民が自宅を失い、避難を余儀なくされた。

 

死者は15名、今後も増える可能性

 

5月22日、コンゴ民主共和国の都市、ゴマ付近にある「ニーラゴンゴ山」が噴火。これにより大量の溶岩が南側へ流れてきた。

 

溶岩は、200万人が暮らすゴマには到達しなかったが、それまでに多くの住宅を破壊し、住民らが避難を余儀なくされた。

 

現在、15名の死者が確認されているが、まだ実態の調査がしきれておらず、今後も犠牲者が増える可能性があるという。

 

溶岩がハイウェイを寸断

 

住民たちは政府からの避難計画が出される前に自宅から逃れており、夜中にマットレスなど身の回りの持ち物を手にして、徒歩などで避難したそうだ。

 

隣国のルワンダ当局によれば、約3000名がゴマから国境を越えて避難してきており、5月23日にはそのうちの一部がコンゴへ戻ったが、他の人々はゴマの西側にある高台へ避難したとも言われている。

 

 

溶岩の流れは、ゴマ郊外のBuhene地区で止まったが、大きなビルを含む数百棟の家が埋まったという。再建には数カ月かかる見通しだ。

 

また溶岩は、ゴマとBeni市を結ぶハイウェイの一部にも達し、救援や物資の供給ルートを寸断したが、Beniにある空港へは達していない(達したとの報道もある)。

 

また国連児童基金(ユニセフ)によれば、170人以上の子供が行方不明になっている恐れがあり、150人が家族と離ればなれになっているという。

 

「ニーラゴンゴ山」はゴマから10km離れているが、2002年にも噴火を起こしており、その際には250人が死亡、12万人が家を失われたと言われている。(了)

 

 

出典元:BBC:Mount Nyiragongo: Volcanic eruption in DR Congo leaves people homeless(5/23)

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