ロシアで軍用輸送機が墜落、バランスを崩し逆さまになって森に墜落
ロシア軍の輸送機が炎上し、森の中に墜落するという、ショッキングな映像が撮影された。
新型輸送機がテスト飛行中に墜落
この事故が起きたのは8月17日、場所はモスクワの西45km離れた街、Kubinkaにある森だとされている。
ロシアのメディアによれば、墜落したのはプロトタイプの新型輸送機「Il-112V」だという。
当時、この輸送機はテスト飛行を行っていたとされ、撮影された映像には、機体から炎が上がり、やがてバランスを崩して、逆さまになって森へ落下し、爆発する様子が映っていた。
⭕️#Breaking 🇷🇺 #Russia: The crash of a prototype transport aircraft Il-112V in the Moscow region. pic.twitter.com/4lOx3rpvxo
— 🅻-🆃🅴🅰🅼 (@L_Team10) August 17, 2021
近年、航空機の事故が多発
AP通信によれば、この時輸送機にはパイロット2人と、フライト・エンジニア1人が乗っており、その後3人の死亡が確認されたという。
またこの試作機は、今月22日から始まる国際軍事フォーラムで披露される予定だったとか。
同機の初飛行は2019年3月に行われたが、重すぎて改良が必要であると報告されていたという。その後、2021年3月になってから「Il-112V」のテストが再開されたそうだ。
ロシアでは近年、航空機の事故が増えており、今年の7月にもカムチャッカ半島で28名を乗せた飛行機が墜落し、19人の死亡が確認されている。
その数日前には、やはりカムチャッカ半島で双発のプロペラ機が墜落し、28名が死亡。2019年には旅客機がモスクワに着陸してから炎に包まれ、40名が亡くなったという。(了)
出典元:AP:Prototype military plane crashes outside Moscow, kills 3(8/17)
出典元:MailOnline:Three feared dead after burning military plane falls from sky and explodes(8/17)