NZのスーパーでテロ事件が発生、ISISの影響を受けた男が6人を次々と刺す
ニュージーランドのスーパーマーケットでテロ事件が発生し、多くの人々が負傷した。
「ISIS」の影響受けた犯人
その事件が起きたのは9月3日14時40分、場所はオークランドにあるスーパー「カウントダウン」だとされている。
犯人の男(名前は明らかにされていない)は、イスラム原理主義組織「ISIS」の影響を受けたとされ、スーパーに入るとナイフで買い物客を次々と刺したという。
その後、駆けつけた警察官が犯人に向け発砲。男はその場で射殺された。ツイッターに投稿された動画には、警察官が十発ほどの弾を発射する音も録音されている。
#NewZealand supermarket stabbing a 'terrorist' attack, says PM #JacindaArdern, reports AFP pic.twitter.com/5LrTyg7v2r
— @Rakesh (@Rakesh5_) September 3, 2021
6人が負傷、3人が重体
この事件により6人が負傷。それぞれ病院に運ばれており、3人が重体、1人が重傷を負い、残りの2人の傷は中程度とされている。
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、その後記者会見を開き、この事件がテロであると述べたという。
また犯人の男がスリランカ国籍で、「ISIS」の影響を受けており、ニュージーランドの情報機関にもよく知られていた人物だったと述べている。
アーダーン首相も、この男については以前から報告を受けていたが、今回の事件を起こす前に拘束できる法的な根拠はなかったと語った。
そして事件当日、警察の監視チームと戦術専門家グループが、自宅から出てスーパーへ向かう犯人を追跡していたという。
スーパーでナイフを手に入れる
犯人は食料品を買いにスーパーへ入ったように見えたが、店内でナイフを手に入れ、突然「アラーは偉大なり(アラー・アクバル)」と叫び、人々に襲いかかったそうだ。
追跡していた警察官が、犯行が始まってから60秒以内に行動を起こし、ナイフを持った男に向けて発砲し、射殺した。
男は撃たれる前に、ナイフを持って警官に向かって突進してきたという。
犯人の男は2011年にニュージーランドに入国。2016年以来、情報機関などの監視対象になっていた。(了)
出典元:abc7:New Zealand police kill ‘ISIS-inspired extremist’ after he stabs 6 people at supermarket(9/3)