Switch news

知っておきたい世界のニュース

米の山岳地帯で開催されたウルトラマラソン、突然の吹雪で87名のランナーを保護

米の山岳地帯で開催されたウルトラマラソン、突然の吹雪で87名のランナーを保護
Twitter/Aaron Falk

アメリカで行われていたウルトラマラソンで、天気が悪化し、80人以上のランナーが雪の中で立ち往生する事態となった。

 

ブリザードのような状態になる

 

そのウルトラマラソンが行われたのは10月9日、場所はユタ州の山岳地帯とされている。

 

この大会は、平均標高6604フィート(約1,000メートル)の国立公園内で、50マイル(約80km)の距離を競うものだという。

 

しかしサーストン・ピークとフランシス・ピークの付近で、天気が急変。30cmから45cmの雪が積もり始め、ブリザードのような状態になったという。

 

このため救助活動が行われ、87名のランナーが保護された。

 

数人が低体温症の治療を受ける

 

ランナーの多くは、ブリザードのような天候の準備はしておらず、雪の中に取り残されたそうだ。

 

このためレースの主催者は、直ちに捜索救助隊員を派遣。彼らは、数時間かけてレースコース全体を徒歩と4輪駆動車、スノーモービルで見まわったという。そして87名のランナーを安全な場所へと誘導した。

 

その後、数人のランナーは低体温症の治療を受け、1人のランナーもケガを負っていたが、病院へ運ばれる人はいなかったという。

 

ブリザードでは、目の前のものが見えなくなる「ホワイトアウト」の状態にもなったそうだ。

 

しかしレースに参加したランナーの1人は「レースディレクターたちがあんなに素早く対応してくれたことに、まったくもって感激しました」と語っている。(了)

 

出典元:abc4:Ultra-marathon runners recount snowstorm that canceled race and put lives at risk(10/10)

出典元:NYPost:87 runners rescued after blizzard hits Utah Ultramarathon mid-race(10/10)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top