ラ・パルマ島で溶岩に囲まれた敷地内に複数の犬を発見、ドローンで食べ物を運ぶ
先日、火山が噴火したスペインのカナリア諸島の島で、犬たちが孤立しているのが見つかり、食べ物などが届けられた。
現在も溶岩が流れ続けている
9月19日、カナリア諸島のラ・パルマ島にあるクンブレ・ビエハ火山が噴火し、現在も大量の溶岩が吹き出し、流れているという。
そんな中、溶岩に囲まれた敷地内に複数の犬が残されているのが見つかり、現在もドローンを使ってエサが届けられているそうだ。
しかし周囲を流れる溶岩の高温のせいで、2匹の犬を陸路で救出するまでには至っていない。動画はこちらで確認できる。
すでに5日間も食べ物などを運び続ける
10月12日、島の行政機関である「Cabildo de La Palma」は声明を発表。敷地に残された犬たちのために、2つの会社がドローンを使い、水と食料を届ける活動を、すでに5日間も続けていると明らかにした。
そして、2つの会社「Volcanic Life」と「Ticom Soluciones SL」が無償で協力してくれたことに対して、感謝の言葉を述べたという。
ラ・パルマ島の警備・緊急事態担当のNieves Rosa Arroyo議員は、先週犬たちの状況を知り、その後会社に助けを求めたと語っている。
そして「Volcanic Life」と「Ticom Soluciones SL」にはその後、犬の状況に応じて最適な食べ物や水の量を提供できるよう、獣医学的なアドバイスが与えられたそうだ。
2社は声明で、今後も天候や安全の状況が許す限り、この作業を続けていくと語っている。
ただ動物たちを救出するための計画が準備されているかどうかは、まだ明らかになっていない。(了)
出典元:Newsweek:Video Shows Dogs Trapped by Lava From La Palma Volcano Being Fed by Drones(10/13)