ドイツで波がフェリーの窓を破壊、船内に水が流れ乗客もパニック
先日、嵐に見舞われたドイツで、乗客のいるフェリーの窓が、波で破壊される事故が起きた。
暴風「Ylenia」のさなかの事故
そのフェリーは、ドイツ北部の街、ハンブルクの川で通勤用に使われていたと言われている。
当時、この地域では風速42mの強風をもたらした嵐「Ylenia」に見舞われていたという。
そしてフェリーの前部の窓に、大きな波が押し寄せ破壊。水が乗客たちのいる船室に一気に流れ込んだそうだ。その様子がこちら。
Heute morgen in #Hamburg pic.twitter.com/MfL8YmJvTy
— Sebastian Eberle (@EberleSebastian) February 17, 2022
倒れた乗客はいたが、重傷者はなし
波の力によって窓は粉々に砕け、波の力で後ろに倒れた乗客もいたが、重傷者はいなかったという。
フェリーが波に襲われたとき、乗っていた人はほんの一握りで、多くの乗客は後方近くに座っていたため、逃げるのに十分な時間があったとも言われている。
当局は現在、窓ガラスが割れた原因を調査しており、フェリーの運航は一時的に停止となっているそうだ。
ドイツでは「Ylenia」と呼ばれる暴風雨により、数千の家屋が停電。学校も閉鎖され、旅行にも支障をきたし、国内の多くの地域で電車や飛行機の運行が中止になったという。
また住民は屋内にとどまり、外にいた場合でも、建物、足場、電線から距離を置くよう指示されていたそうだ。(了)
出典元:METRO:Huge storm wave smashes through commuter boat windows in Hamburg causing panic(2/17)