キーウ周辺でロシア軍に殺害された900人以上の遺体を発見:地方警察
ウクライナの地方警察は15日、首都キーウ周辺で、さらに数多くの民間人の遺体を発見したと明らかにした。
遺体のほとんどが銃で撃たれていた
AP通信が地方警察のトップに聞いた話によると、ロシア軍撤退後、現時点でキーウ周辺地域において、900体以上の民間人の遺体が発見されたという。
遺体のほとんどには銃で撃たれた跡が残っており、多くの人が無造作に処刑され、射殺されていたことが分かるそうだ。
キーウの地方警察の責任者であるアンドリー・ネビトフ氏は、遺体は路上に放置されるか、仮埋葬されたと述べている。(下の動画は4月8日時点のもの)
In the Ukrainian town of Bucha, near Kyiv, French forensic experts have joined Ukrainian authorities in exhuming and identifying bodies from mass graves. Report by Borys Sachalko and @CurrentTimeTv pic.twitter.com/Ym2aYmbziw
— Radio Free Europe/Radio Liberty (@RFERL) April 14, 2022
毎日多くの遺体を発見
ネビトフ氏によれば、警察のデータでは遺体の95%が、銃で撃たれて死亡したとされており、ロシアの占領下では、民間人が路上で簡単に処刑されたのだと理解しているという。
またネビトフ氏は、瓦礫の下や集団墓地からも、毎日多くの遺体が発見されていると述べている。
最も多くの犠牲者が出たのはブチャで、これまでに350人以上の遺体が発見されているそうだ。
ネビトフ氏によると、集団墓地については、ブチャの公共事業従事者が、ロシアの支配下にある間に遺体を集め、埋葬したのだという。
また彼は、ロシア軍が親ウクライナを強く表明した人々を「追跡」していたとも述べている。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: captain of sunken warship killed in explosion, says Ukraine; Kyiv official says 900 civilian bodies found – live(4/15)