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行方不明の子供を空撮カメラマンが赤外線ドローンで捜索、トウモロコシ畑の中で発見

行方不明の子供を空撮カメラマンが赤外線ドローンで捜索、トウモロコシ畑の中で発見
Facebook/Sherburne County Sheriff's Office

今月16日、行方不明になっていた米国ミネソタ州の男の子が発見された。

 

大がかりな捜索でも発見できなかった子供を見つけたのは、ドローンカメラマンが個人的に飛ばした赤外線カメラ付きドローンだった。

 

600人が出動した捜索

 

行方不明になっていたのは、ミネソタ州シャーバーン郡に住むEthan Haus君(8才)。10月15日の午後4時10分頃、学校から帰ったEthan君は飼い犬を連れてどこかに遊びに行き、それきり行方がわからなくなった。郡保安官事務所はEthan君の写真をFacebookに掲載して、近隣住民に情報を求めた。

 

Sherburne County Sheriff's Officeさんの投稿 2019年10月15日火曜日

 

その後の捜索活動には地域ボランティアの積極的な協力があり、警察や消防を含め総勢600人以上がEthan君を探し回ったという。だが、それでも行方は分からなかった。

 

そこでアイディアを出したのが、地元の写真家であるSteve Finesさん。彼は仕事で使っているドローンに赤外線カメラを付け、それを飛ばせて上空からEthan君を探した。捜索隊が入って行けない沼地などもこれなら探せる。また、赤外線カメラは人の体温を感知するので、肉眼では見えない姿も分かる。

 

彼がFacebookに公開した赤外線写真には、一列になった人たちが一斉に決まったパターンで歩いて捜索する様子が写っている。

 

I just wanted to give a heartfelt thank you to all the folks who have reached out to me after my drone and thermal…

Fines Aerial Imaging, LLCさんの投稿 2019年10月17日木曜日

トウモロコシ畑で発見

 

Ethan君が犬と一緒に発見されたのは、日付が変わった深夜1時50分。場所は自宅から2.4キロメートルほどしか離れていない、広大なトウモロコシ畑だった。

 

Steveさんは、ドローンのカメラで子供と犬を見つけた時のことをこう話す。

 

それ(赤外線カメラに映った影)は奇妙な形をしていました。けれど、何となく犬のように見えたのです。それで、私と一緒にいた保安官助手が人を手配し、そこに何があるかを見に行かせました。

彼らが男の子を救助するのを(赤外線カメラの映像で)見たとき、私は喜びの声を上げたと思います。周りの人たちも大声で叫んでいました。

 

Steveさんが見たその映像は、保安官事務所のFacebookにアップされている。

 

Aerial heat-seeking drone video from last night

Check out the video that was shot by Fines Aerial Imaging, LLC last night that shows the moment Ethan and his dog are being led out of the cornfield near their home. We can't thank Fines Aerial Imaging, LLC enough for their help last night.

Sherburne County Sheriff's Officeさんの投稿 2019年10月16日水曜日

(了)

 

出典元:The Western Journal:Heroic Photographer Uses Drone To Save Missing 6-Year-Old’s Life(10/18)

出典元:CBS Minnesota:Ethan Haus, 6, Found Safe After Going Missing For Nearly 10 Hours Near Becker(10/16)

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