NY州で起きた銃乱射事件、犠牲となった10人全員が黒人だった!
先日、アメリカ・ニューヨーク州のスーパーで銃乱射事件が起きたが、犯行の動機が人種差別にあるとする見方が示された。
食料品店で10人を射殺
事件が起きたのは5月14日、場所はニューヨーク州バッファローにある食料品店「トップス」だとされている。
その日、ペイトン・ジェンドロン容疑者(18)は店の駐車場に入り、突然銃を乱射。さらに店内にも入って10人を射殺したが、殺されたのは全員黒人だったという。
その後、ジェンドロン容疑者は警察に逮捕された。結局、13人が銃で撃たれ、そのうち11人が黒人だったそうだ。ジェンドロン容疑者は犯行当時、人々を射殺する様子を撮影し、ネットで生配信していたとも言われている
#Buffalo #PaytonGendron If I were investigating this senseless mass shooting, I’d start with where Gendron acquired tactical body armor. It’s not uncommon for an 18-19 to buy a long gun in PA and drive into NY. But why would a teenager need body armor? That’s a red flag. pic.twitter.com/QvlraeVhO5
— EGCollins (@EGCollins) May 16, 2022
「人種差別を動機とするヘイト犯罪」
バッファロー警察はすでに、この事件を「人種差別を動機とするヘイト犯罪」と呼んでおり、ジョセフ・グラマグリア署長も「これは病んだ人間による計画的なものだ」と述べている。
またグラマグリア署長は「容疑者がスーパーマーケット(トップス)を脱出した場合、彼は攻撃を継続する計画を持っていた」という情報を明らかにした。
実際に、ジェンドロン容疑者は3月8日にこの店を下見しており、店の警備員にも詰め寄られたという。また事件前日にも、店を訪れていたと言われている。
新型コロナ蔓延時に過激化
ジェンドロン容疑者は、新型コロナの流行が始まった時、過激化し、ソーシャルメディアにおけるヘイト投稿に膨大な時間を費やした証拠も残っていたそうだ。
法執行機関によれば、ジェンドロン容疑者が2020年5月、2019年にニュージーランドで2つのモスクを襲撃し、51人を殺害した男の17分間のビデオを見ていたという。
それから数カ月から数週間後、ジェンドロン容疑者がソーシャルメディアに投稿した内容のいくつかは、ますます暴力的な色調を帯びていったそうだ。
ジェンドロン容疑者は昨年6月、自らが通う高校での銃撃を予告していた。その後、精神鑑定を受けたという。また見つかった文書において、同容疑者は自身をファシストで白人至上主義者だと記している。(了)
出典元:ABC News:Buffalo suspect had plans to continue his killing rampage: Commissioner(5/17)
出典元:BBC:Buffalo shooting: Gunman sought to ‘continue his rampage’(5/16)