『ローマの休日』で有名な階段、観光客がeスクーターを投げ捨て破損
アメリカ人観光客が、ローマの歴史的な「スペイン階段」からeスクーターを投げ捨て、損害を与えたという。
通行人によって目撃・撮影される
この事件が起きたのは6月3日の午前3時45分頃とされ、その様子は通行人によって目撃され、撮影されたという。
この「スペイン階段」は、オーブリー・ヘップバーン主演の1953年の名作『ローマの休日』に登場する有名な場所だ。
しかしそこを訪れたアメリカ人観光客の女が、レンタルのeスクーターを階段から故意に投げ落としたという。
この時撮影された映像は、6月7日に複数のイタリアのニュースサイトで公開され、拡散したそうだ。
28 yaşındaki Amerikalı bir turist, Piazza di Spagna’daki 18. yüzyıldan kalma Trinità dei Monti merdivenlerinde scooter ile bir şeyler denerken mermerlere 25000 EUR zarar verdi. Aldığı ceza ise 400 EUR ve bir daha asla oraya gidememe. pic.twitter.com/7ZxUeqLWv9
— Gökhan Kutluer (@gokhankutluer) June 10, 2022
階段に入ることが禁じられる
観光客の女がeスクーターを投げ落としたことにより、階段の大理石は損傷し、修理に少なくとも2万6000ドル(約350万円)かかることになったという。
実際に、16段目と29段目にヒビが入り、同時に階段の他の部分も欠けたそうだ。
警察はその後、観光客の女(28)と、連れの男を逮捕した。2人ともアメリカ人観光客だが、連れの男は無謀にも、自分のスクーターでこの階段を降りていたという。
2人はその後、警察から430ドル(約5万7000円)の罰金を科せられ、また「スペイン階段」に出入りすることが生涯に渡って禁止されたそうだ。
スペイン階段はユネスコ世界遺産にも登録されており、イタリアで最も警備の厳しい観光地の1つとして知られ、2018年に警察が階段の上に人々が座ることを禁止したことがある。(了)
出典元:MailOnline:American woman, 28, is banned from Rome’s 18th-century Spanish Steps for life after she and friend caused $26,000 worth of damage by driving their e-scooters on the heritage site(6/8)