インドで闘鶏のニワトリに襲われ、2人の男性が死亡
インドで開催された闘鶏のイベントで、2人の男性が雄鶏に襲われ、出血多量で死亡した。
雄鶏の所有者が死亡
犠牲者の1人、ガンデ・スルヤプラクシャ・ラオさん(43)は、先日アンドラ・プラデーシュ州のカキナダで開催された闘鶏大会の前に、自慢の雄鶏の足に刃(刃渡り7cmのものもあるとか)を結びつけていたという。
しかしその雄鶏は集まった群衆に驚いて飛び上がり、ラオさんの足を切りつけてしまったそうだ。
その後、ラオさんは急いで病院に運ばれたが、到着時には死亡が確認された。
観客が切り付けられて死亡
もう1つの事件が起きたのは、アンドラ・プラデーシュ州の町、East Godavarのイベント会場とされている。
当時、20歳の観客が闘鶏場の近くに立っていたところ、突然雄鶏に襲われ、足についていた刃で手を切り裂かれたという。
その観客は大量に出血し、病院に到着する前に死亡したそうだ。
古くからの伝統的なイベント
アーンドラ・プラデーシュ州では、ヒンドゥー教の祭り「Sankranti」の前後に、闘鶏が古くから盛んに行われているが、雄鶏の足に刃をつけてより過激にしているという。
2018年以来、インドではこのような「過激」な闘鶏が禁止されており、警察も例年この活動を抑制しようとしてきたが、このイベントは多くの人々の支持を集めてきたそうだ。
特に闘鶏が行われる地区のホテルはかなり前から予約され、主催者側は混雑を予想して、テントを張り、バリケードを作り、用心棒を雇い備えているほどだとか。
またこのような事故は初めてではなく、2021年にも同様の出来事があり、BBCジャパンなども伝えている。(了)
出典元:EXPRESS:Knife-wielding roosters kill two men in brutal cockfight celebrating Hindu festival(1/19)
出典元:MailOnline:Two killed by ‘armed’ chickens: Men bleed to death after being sliced by knives fixed to roosters at cockfights in India(1/18)