アラスカでホッキョクグマが人々を襲撃、若い母親と赤ちゃんを殺す
アメリカのアラスカ州で、女性と男の子の赤ちゃんが、ホッキョクグマに襲われ、殺される事件が起きた。
村に侵入し、人々を追いかける
その事件が発生したのは1月17日の午後2時30分頃(現地時間)、場所はアラスカ州ウェールズの村とされている。
当時、ホッキョクグマが人里離れた村に侵入し、多くの人々を追いかけ始めたという。
そして学校の近くで、セント・マイケル在住のサマー・マイオミックさん(24歳)とその息子のクライド・オングトワスルック君が、ホッキョクグマに襲われ、死亡した。
ホッキョクグマの襲撃は非常に稀
当局によると、ホッキョクグマは被害者に襲いかかったところを、地元住民によって射殺されたという。
その後、母子の遺体は、州検死局に搬送され検死されたそうだ。アラスカ州警察は、警察官とアラスカ州魚類狩猟局からの代表者が、この襲撃を調査するためにウェールズに出向いたと語っている。
アラスカ州魚類狩猟局によると、ホッキョクグマの襲撃は非常に稀だという。
また魚類野生生物局は、現在および将来予測される海氷の減少により、ホッキョクグマを絶滅危惧種に指定しているそうだ。
実際に氷が薄くなり、夏に氷のない期間が長くなると、ホッキョクグマの狩りの時間が短くなり、個体数の減少につながる可能性があると言われている。(了)
出典元:ABC News:Polar bear kills mother, 1-year-old son after rampage through remote Alaska village(1/19)