トルコ南部で瓦礫に埋まったワンコを救出、地震で多くの動物も被害に
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トルコとシリアを襲った地震により、瓦礫に埋まった人々の救出活動が続けられているが、同時に動物たちも苦境に立たされている。
瓦礫を手で掘り、犬を救出
トルコ南部のハタイ県は、地震による大きな被害を受けていたが、同県の町、イスケンデルンでは瓦礫に埋まった犬が発見された。
その映像は2月8日にSNSなどに投稿されており、そこには瓦礫や金属に挟まれた犬を助けるために、手で掘っているレスキュー隊員の姿が映っていた。
レスキュー隊員らはパイプの一部を折り曲げて、怯えた犬を解放することに成功。その後、一人の男性が犬を抱いて、保護するためにその場から立ち去っていったという。
Hatay İskender’da depremin 60. saatinde enkazdan bir köpek sağ olarak çıkartıldı pic.twitter.com/BY8BNjGypx
— Solcu Gazete (@solcugazete) February 8, 2023
鳥や猫も保護、動物保護団体も捜索
同じくハタイ県では、2月9日未明にオウム(もしくはインコ)が救助隊に救出された。投稿された写真には、傷ついたオウムが、人間の掌から水を飲む、痛々しい様子が映っていた。
またトルコ中南部の町、アダナでは瓦礫からネコを救出。このネコは地震後、4日間も瓦礫に埋まっていたそうだ。
トルコの動物愛護団体「Haytap」は、ハタイ県で医療支援を行いながら、瓦礫に埋まった動物たちを探しているという。
「Haytap」がSNSに投稿した写真には、ボランティアたちが犬やハトの世話をしている様子が映っていた。
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一方で、被害を逃れた飼い主たちは、ペットを受け入れてくれるシェルターを見つけるのに苦労しているそうだ。(了)
出典元:METRO:Dust-choked animals rescued from rubble of Turkey-Syria earthquake(2/9)