インドでジープがサイに追われ、運転手が操作を誤り横転【動画】
インドで野生のサイに追われたジープが横転し、乗っていた人々がケガをする事故が起きた。
6人が乗ったジープが横転
この事故が発生したのは2月25日、場所は西ベンガル州東部にあるジャルダパラ国立公園内とされている。
当時、ジープには運転手、観光ガイド、観光客4人の合計6人が乗っていたという。
ところが突然、目の前に親子のサイが現れ、ジープに突進してきたそうだ。ジープはバックをして逃げようとするも、やがて道から逸れて、傾斜に入って横転した。その様子がこちら。
I think it’s about time guidelines for safety and rescue in adventure sports are implemented in wildlife safaris across the country. Safaris are becoming more of adventure sports now!
Jaldapara today! pic.twitter.com/ISrfeyzqXt— Akash Deep Badhawan, IFS (@aakashbadhawan) February 25, 2023
観光客の1人が声を出す
国立公園の森林管理官であるDeepak M氏によると、当時観光客用のジープはサファリ(探検旅行)に出かけていたという。
そして観光客が写真を撮っていると、突然草の陰からサイが姿を現し、観光客の1人がパニックになって声を出したため、サイも怖がったそうだ。
ジープはすぐに後退しようとしたが、運転手がコントロールを失い、斜面に入って横転したという。
別のジープに乗っていた人が救助
ジープに乗っていた6人は、別のジープに乗っていた人々に助けられ、その後病院へ搬送されたそうだ。
幸いなことに6人を救助する時点で、サイの親子は現場から姿を消していたとか。
Deepak M氏によれば、国立公園内では道路沿いから5メートルまでの草を取り除き、道路脇を整備しているという。
これは、背の高い草が多いので、サイが近くに来た時に、人々がすぐに発見できるようにするための措置だと述べている。
また国立公園は今回の事故を受け、雇用している約55〜60人のジープドライバーと森林ガイド全員を対象に、再教育コースを開催する予定だという。(了)
出典元:INDEPENDENT:‘Scared’ rhino charges at tourist jeep and causes it to flip over, injuring six(2/28)