カモメにリードを着けて散歩?男が引っ張る様子が撮影される
イギリスで、カモメにリードを着けて引っ張っている男が目撃され、その後逮捕された。
歩道でカモメを引っ張る
この事件が起きたのは4月10日、場所はイングランド北西部、ランカシャーにある町、ブラックプールとされている。
警察によると、10日の午後8時に、「首にロープをかけて、生きたカモメを歩道で引っ張っている男がいる」との通報があったという。
その後、警察はカモメを引っ張っていた50代の男を逮捕。やがて男は釈放されたが、警察はまだ捜査を行っているそうだ。
また男がカモメを引っ張っている様子は、ネットにも投稿され、注目を集めた。
This was legit a thing in Blackpool.
The poor seagull died. pic.twitter.com/BgmwoyhaFd
— Allan (@allan_cheapshot) April 14, 2023
カモメも法律で保護されている
当時、男は酔っぱらっていたとされ、その後カモメは住民によって引き取られ、地元の獣医の元へと運ばれたという。
イギリスにおいて、カモメはすべての野鳥と同様に、1981年に成立した「野生動物および田園法」の下で保護されているそうだ。
RSPCA(イギリス動物虐待防止協会)の広報担当者も、次のように述べている。
「このような方法で野生動物を扱うことは、まったく不適切であり、容認できるものではありません。カモメにリードをつけることは、鳥にとって非常にストレスとなり、自然な行動ができなくなり、ケガや死に至る可能性があります」
1981年の「野生動物および田園法」では、許可を受けて行動している場合を除き、カモメを意図的に殺す、奪う、傷つける、卵を奪う、破壊する、使用中または作っている最中のカモメの巣を損傷、破壊することは違法とされているという。(了)
出典元:The Guardian:Seagull put down after man seen dragging bird by rope in Blackpool(4/14)