韓国の航空機で、着陸直前に男がドアを開け、機内がパニックに【動画】
韓国で、着陸直前に機内のドアを開けたとして、男が逮捕された。
地上約200メートルの高さでドアを開ける
この事件は5月26日、アシアナ航空の機内で起きたという。
当時、アシアナ航空の「エアバスA321型機」は、済州島を離陸し、午後12時40分(現地時間)頃に韓国の大邱空港に無事着陸したが、ドアが開いたままだったそうだ。
実は着陸の数分前、非常用ドアの隣に座っていた男の乗客がカバーを開け、レバーを引いたため、地上約200メートルの高さでドアが開いたという。その時の機内の様子がこちら。
On Friday afternoon, as an Asiana Airlines flight was landing at Daegu, South Korea, the door of the aircraft burst open. As panicked passengers clutched their armrests, the interior of the aircraft was filled with a howling wind. As per reports, the plane was around 700 feet… pic.twitter.com/s6kVUaE26f
— The Assam Tribune (@assamtribuneoff) May 26, 2023
Man arrested after opening door as plane prepared to land in South Korea, 9 people taken to hospital – Yonhap pic.twitter.com/2cCmwV27Yg
— BNO News (@BNONews) May 26, 2023
客室乗務員は着席、阻止できず
当時、機内には194人の乗客がおり、その中には週末のスポーツイベントに向かう途中だった小中学生の児童48人が含まれ、ドアが開いたことでパニックになったそうだ。
客室乗務員は、すでに着陸に備え着席していたため、容疑者がドアを開けるのを阻止することができなかったとか。
また大邱消防署によると、負傷者はいなかったが、9人が過呼吸の疑いで病院に運ばれ、その中には済州島の小学生8人が含まれていたという。
児童の1人の母親は「子どもたちは震え、泣き、怯えていました。出口付近に座っていた人たちが一番ショックを受けたはずです」と語っている。
その後、警察はドアを開けた男を逮捕。男は1人で旅行していたが、酔っているようには見えず、今までのところ捜査官の質問に答えるのを拒否しているそうだ。
また関係者の話では「男と普通に会話するのは難しい」が、現在動機を調査しているという。(了)
出典元:The Guardian:Wind buffets plane passengers as door opened on flight in South Korea(5/26)