グランド・キャニオンで男性が落下、1200mの高さから落ち死亡
先日、アメリカ・アリゾナ州にあるグランド・キャニオン国立公園で男性が落下し、死亡する事故が起きた。
「スカイウォーク」から落下
この事故が発生したのは6月5日。その日の朝、33歳の男性が、グランド・キャニオンに張り出した「スカイウォーク」に現れたという。
しかし男性は「スカイウォーク」の壁を乗り越え(故意かどうかは不明)、高さ1200mから地上へ落下。
その後、モハベ郡保安官事務所がロープとヘリコプターを使って救助を試みたが、現場で男性の死亡が確認されたそうだ。
最も死者が多い国立公園
厳密には男性が渓谷の端から落ちたのか、または「スカイウォーク」自体から直接落下したのかは不明だが、郡の捜索救助隊はその後、Facebookに自殺防止ホットラインへのリンクを掲載したという。
実はグランド・キャニオン国立公園は、アメリカで最も死者が多い国立公園とされているそうだ。
過去5年間に少なくとも6人が死亡し、56人が行方不明になっているという。
2019年には、グランド・キャニオンの端で自撮りをしようとして足元をすくわれた観光客が転落、死亡している。
その観光客は、香港出身の50代後半の男性とされ、有名な「イーグルポイント展望台」で、高さ約300mの見晴らし台から滑り落ちたという。
また昨年9月、グランド・キャニオン国立公園の急流でモーターボートがひっくり返り、67歳の男性が死亡、4人が負傷しているそうだ。(了)
出典元:METRO:Man falls 4,000ft to his death from Grand Canyon’s Skywalk(6/17)