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ギリシャのロードス島が山火事で緊急事態、1万9000人が避難

ギリシャのロードス島が山火事で緊急事態、1万9000人が避難
Twitter/Truthseeker

ギリシャでは現在、各地で山火事が発生し、消防士たちが懸命の消火活動を行っている。

 

「国内最大の山火事による避難」

 

ギリシャでは現在、82カ所で山火事が発生しているが、中でも深刻なのはロードス島だという。

 

ロードス島では山火事が6日も続いているため、島の数カ所から1万9000人ほどが避難。12の村といくつかのホテルから陸路で1万6000人、海路で3000人が避難したそうだ。

 

また多くの観光客がロードス国際空港から、飛行機で帰国するのを待っていたが、フライトがキャンセルとなり、足止めされたため、空港の床で眠る人もいたという。

 

ギリシャの気候変動・市民保護省は、「国内最大の山火事による避難だ」と述べている。

 

水着だけで避難した人も

 

避難している観光客の90%は、ヨーロッパ諸国からの人々だという。

 

イギリス人観光客のKevin Evansさんは7月22日、妻と3人の幼い子供たちとともに、ロードス島の街、Kiotariから南のGennadiまで避難してきたという。Evansさんは、次のように語っている。

 

「Gennadiには、ホテルから送られた多くの人々がいました。その多くは水着だけで、ホテルにすべてを置いてくるように言われていました。夜が明けると、Kiotariの丘の頂上で火事が起きているのが見えました。すべてのホテルが燃えていると言っていました」

 

ロードス島の旅行代理店のStelios KotiadisさんはAP通信の取材に対し、避難が性急だったとし、「パニックでした。当局は圧倒されていました」と述べている。

 

またKotiadisさんによれば、彼と他の旅行代理店は、避難した観光客をピックアップするために島の南東部にバスを送ったが、ところどころの道路は封鎖され、また50人乗りのバスに80~90人が詰め込まれていたという。

 

今回の火災に対処するため、各国から支援が寄せられており、EUからは450人以上の消防隊員と7機の航空機が出動しているそうだ。(了)

 

出典元:ABC News:Fire still blazing on the Greek island of Rhodes as dozens more erupt across the country(7/23)

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