Twitter/Jon Bon Jovi

アメリカの大物歌手が、主に学生のために無料の食堂をオープンさせる予定だとして、注目を集めている。

お金が支払えない人にも無料で提供

そのレストランの名前は「JBJ Soul Kitchen （Jon Bon Jovi Soul Kitchen）」。ロックバンド「ボン・ジョビ」のリーダーで、『Who Says You Can’t Go Home』という曲でグラミー賞を受賞したジョン・ボン・ジョビさん（57）が作るお店だ。

ここは生活に余裕のない学生に無料で料理を提供するお店で、ニュージャージー州にあるRutgers大学ニューアークキャンパス内に設置され、来年1月22日にオープンする予定だという。

「JBJ Soul Kitchen」では、お金を払えないお客を門前払いはしない。しかし余裕のある人には、20ドル（約2200円）を寄付してもらい、彼らは3つのメニューから選べるそうだ。

またお金が支払えない人はボランティアで皿洗いをするなど、食事と交換でサービスを寄付する仕組みとなっている。

Enjoyed spending time with my friend @jaketapper talking about our great veterans and the new @HELPUSA and @JBJSoulFound permanent housing facility at Walter Reed. Tune into @TheLeadCNN around 4:45pmET to learn more about some of the incredible people who will be living there. pic.twitter.com/K1kwx7FRiB

— Jon Bon Jovi (@jonbonjovi) November 8, 2019

If you haven't had the chance to see the @JBJSoulFound PSA, please give it a watch and if you can, support. Thank you. pic.twitter.com/yEOEtnB7Gd

— Jon Bon Jovi (@jonbonjovi) January 13, 2018

3軒目、半数が20ドルを払う

お店では地元で採れた食材を使っており、それらの多くは寄付されたもので、運営もボランティアで賄われているという。

実はボン・ジョビさんがこのようなレストランを共同経営するのは、今回で3軒目になる。

1軒目は同じくニュージャージー州の街、Toms Riverにあり、もう1軒もRed Bankの街にあるそうだ。

しかもその店ではどんな夜でもほぼ満席で、約半数の人が20ドルを払って食事を楽しみ、残り半数が無料で食べているという。

Celebrate #NationalFoodDay and visit your local community kitchen. #JBJSoulKitchen pic.twitter.com/VYYbrBAPVw

— Jon Bon Jovi (@jonbonjovi) October 24, 2017

このアイディアを思いついたのは、ボン・ジョビさんの妻であるDorothea Hurleyさん。彼女は「JBJ Soul Kitchen」を作った理由について、次のように語っている。

「空腹は、心の目で想像できるものではないんです。そこにいる（空腹に耐えている）のは、あなたの教会にいる人々なのです。またあなたの子供らと一緒に学校へ行く、子供たちなのです」

この店は今年1月に、米政府機関が閉鎖した時にも、休むことを余儀なくされた労働者のために無料で料理を提供したという。（了）

出典元：NYPost：Jon Bon Jovi opening new Soul Kitchen to feed hungry college kids(11/26)

出典元：CBS：The lesson from Jon Bon Jovi’s JBJ Soul Kitchens: “Find your good, and do it.”(11/24)