イタリア北部で観光バスが陸橋から落下、21人が死亡、18人が負傷
イタリア北部で10月3日、観光バスが橋から落下し、乗っていた数多くの観光客らが死亡した。
陸橋から30m下に落下、炎上
この事故が起きたのは現地時間の午後7時45分頃、場所はベネチア近郊の町、メストレとされている。
イタリア・メディアの報道によると、バスはベネチアで一日を過ごした後、マルゲーラの町にあるキャンプ場に戻る途中だったという。
しかしバスは突然、道路から逸脱し、陸橋から30m下に落下。電線に引っかかって着地した後に、炎上した。これにより現時点で、少なくとも21人が死亡、18人が負傷したそうだ。
燃料のメタンにより、火が燃え広がる
ベネチアのミケーレ・ディ・バーリ県知事によれば、乗っていたのはウクライナ人、ドイツ人、フランス人で、死者のうち2人は子供だったという。
バスは完全に押しつぶされており、40歳のイタリア人運転手も死亡したそうだ。また負傷者のうち4人は重体だとされている。
この観光バスは、メタンを燃料としていたため、火災が急速に進行し、被害が拡大したという。ただし、なぜバスが道路から逸脱したのかは、明らかになっていない。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、「メストレで発生した重大な事故に、深い哀悼の意を表する」と表明した。(了)
出典元:The Guardian:At least 21 dead after coach veers off overpass near Venice(10/3)