イスラエル兵が、ヨルダン川西岸のモスクに手榴弾を投げ込み、爆発【動画】
イスラエル兵が、ヨルダン川西岸地区のモスクに手榴弾を投げ込み、その映像がSNSでも拡散されている。
爆発の瞬間、祈りの声が消える
この出来事が起きたのは、西岸地区にあるBudrus村のモスクとされている。
映像では、祈りの声が響き渡るイスラム教のモスクへ向かって、1人のイスラエル兵が近づいていく様子が映っていた。
やがて、その兵士は手榴弾を手に取ると、モスクの入口に放り込んだ。次の瞬間、爆発が起き、同時に祈りの声が消えた。
しかしこの爆発により、何人のパレスチナ人が被害を受けたのか、などは明らかになっていない。
As the call to prayer was being broadcast last night in the village of Budrus, in the central occupied West Bank, an Israeli soldier asked his fellow to film him throwing a stun grenade inside a mosque in the village. pic.twitter.com/EkzHnK3UCz
— Quds News Network (@QudsNen) November 17, 2023
西岸地区でも数多くの犠牲者
イスラエル国防軍は11月17日に声明を発表し、この事件を「極めて深刻に」受け止めており、兵士は「完全な捜査が行われるまで停職処分になった」と伝えた。
またこの兵士に、適切な懲戒処分が下されるだろう、との見方を示したという。
10月7日以来、ヨルダン川西岸地区では、少なくとも180人(170人との報道も)がイスラエル軍によって殺害されたと言われている。
17日夜から18日にかけても、イスラエル軍がドローンを使い、西岸地区の町、ナブルスにある難民キャンプを攻撃。建物内で爆発が起き、少なくとも5人のパレスチナ人が死亡した。
また11月18日には、ガザ地区北部にある国連の避難所、ジャバリア難民キャンプにもイスラエル軍が空爆を行い、80人以上が殺されたという。
ガザ地区の保健当局の発表では、イスラエル軍の空爆により、ジャバリア難民キャンプ内にある、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営するアル・ファフーリ学校で、少なくとも50人が死亡。キャンプ内の別の建物への空爆により、32人が死亡し、そのうち19人が子供だったそうだ。
さらにガザ地区南部の町、ハンユニスの郊外でも18日の早朝、イスラエル軍の空爆が行われ、少なくとも26人のパレスチナ人が殺害されたと伝えられている。(了)
出典元:MailOnline:Israeli soldier who threw a grenade at a mosque in Palestinian West Bank has been suspended, IDF claims, as authorities up death toll of Hamas attack on Nova music festival to 364(11/18)
出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Israeli forces ‘determined to advance’ including in southern Gaza, says IDF(11/17)