【イギリス】自宅にお菓子の自販機を設置した母親、子供に小遣いで買わせるという教育
ロックダウン中に家で何もせず、スナック菓子ばかり食べている我が子に業を煮やしたイギリスのママ。彼女が実行に移したアイディアは、自宅に自販機を設置することだった。
子供たちにお小遣いで買わせる
イギリス北部ノーサンバーランド州に住むSarah Balsdonさん(29才)は、リサイクルショップで中古の自動販売機を見つけ、100ポンド(約1万3000円)で購入した。それにお菓子を入れて、我が子たちに販売するためだ。彼女には8才と9才になる2人の娘と、5才と2才の2人の息子がいる。
子供たちは、皿洗いや掃除・洗濯などの家事手伝いをしたり、学校の宿題を終わらせると、お小遣いがもらえる。お菓子を食べたいときは、それを使って自販機で「購入」する。これがSarahさんの決めたルール。子供たちは親の目を盗んで無制限に食べるわけにいかなくなり、しかも、収入と支出を管理する勉強にもなる。
Sarahさんは、スーパーでチョコバーやキャンディ類、スナック菓子などを買い込み、セットした自販機を洗濯機の横に設置。その写真をFacebookとインスタグラムで公開した。
インスタグラムの投稿文にはこうある。
「さあ、これで子供たちがお菓子を盗み食いできるか見てみましょう! 不健康なお菓子はダメだって言いきかせるのにもう疲れちゃったから(特にロックダウン中は)、ついに自動販売機を買ったわ」
働かずお菓子ばかりだった子供たち
自宅に自販機を置くという奇抜なアイディアが生まれた経緯について、Sarahさんはこう話す。
「ロックダウンの間じゅう、子供たちはいつもお菓子を欲しがって、それでいて家事の手伝いを頼むと、嫌だと言うんですよ」
そこで、どうにかして子供に手伝いをさせよう、と、夫のKyleさんと2人で考えた結果が自販機だった。
最初のうち、子供たちはこれを「親の意地悪」だと思って反発していたそう。だが今では、積極的に掃除や皿洗いを手伝うようになっているという。
ちなみに自販機には、Sarahさんや夫のKyleさんが好きなお菓子も入っている。親といえどもお金を入れずには食べられない、というわけだ。(了)
出典元:Mail Online:Mother buys a £100 second-hand vending machine and makes her four children use pocket money earned through chores to pay for their snacks in a bid to cut down on junk food(5/26)
出典元:Metro:Mum buys vending machine and gets kids to use their pocket money to pay for their own snacks(5/25)