ヴィーガンのインフルエンサー、ストイックな生活の果てに死亡。拒食症か
ヴィーガンのインフルエンサー、Zhanna D’Artさん(39)は7月21日、滞在先であるマレーシアの病院で亡くなった。ロシア出身の本名Zhanna Samsonovaさんに、いったい何が起こったのだろうか。
拒食症に苦しんでいた
友人らによると、Zhanna D’Artさんの食生活は、10年間に渡って、ヒマワリの種の芽や生のフルーツ、野菜しか口にしないというストイックなものだったという。少なくとも6年間は、水すらも飲んでいなかったそうだ。
▼SNSではヴィーガンバーガーを手にする姿も
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ヴィーガン料理を教えるオンラインクラスなども行っていたが、実際の生活で彼女を支配していたのは「拒食症」だった。
だんだんとやせ細っていく姿
彼女のInstagramを見てみると、SNSを始めた2020年頃にはすでにかなり細いことがよくわかる。
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それでも、昨年末の投稿までは健康的に見える。
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今年の4月頃からは一気に老け込んだような印象に。
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その姿を見た友人たちは、食生活の改善や病院の受診をすすめたのだが、残念ながら彼女を救うことはできなかった。
断食でコロナから回復したとの投稿も
2021年、9年ぶりに帰ったロシアで新型コロナウィルスに感染したZhannaさん。回復後の投稿では、断食でコロナから回復したと書かれている。断食3日目から症状が改善し、それからどんどん回復していったそうだ。
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このことが、彼女に自分は間違っていないという自信を与えてしまったのかもしれない。
詳しい死因は明らかになっていないが、最期の数ヵ月はほとんどの時間をベッド上で過ごすような状態だった。弱った身体に何らかの感染症にかかってしまったことが、彼女の命を奪うことになったと考えられている。
拒食症や過食症などの摂食障害は、治療による回復が可能だ。今現在困っている方は、摂食障害全国支援センターが運営している「相談ほっとライン」を利用してみてはいかがだろうか。