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アラスカで保護されたラッコの子供、新たな水族館に移り住む

アラスカで保護されたラッコの子供、新たな水族館に移り住む
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アメリカのアラスカ州で保護されたラッコの子供が、新しい家に移り住むことになった。

 

周りには母親の姿が見えず

 

そのラッコの子供は10月下旬、アラスカ海洋センターの野生動物専門家によって発見されたという。

 

当時、周りには母親の姿が見えず、ラッコの子供は1匹で苦しんでいたそうだ。

 

そもそもラッコの子は乳離れした後、どこで餌を食べ、どのように狩りをするかを学ぶために、生後1年間は母親が必要とされている。

 

そのため、もしラッコの子供が取り残された場合、連邦政府により、そのまま解放してはいけない規則が定められており、結局野生動物の専門家がこの子供を引き取ったという。

 

そして11月末にラッコの子供は、アラスカ州からイリノイ州のシカゴにある「シェッド水族館」に運ばれたそうだ。

 

24時間体制で世話をする

 

「シェッド水族館」は12月7日、保護されたオスのキタラッコ(northern sea otter)を迎え入れたと明らかにした。

 

水族館によると、生後8週間のラッコは水面下での環境に慣れ、24時間体制で世話を受けているという。

 

またラッコの子供は3時間ごとに、哺乳瓶からミルクを与えられ、貝の小片を食べているそうだ。

 

アラスカ海洋センターのジェーン・ベロヴァラック氏は、次のように述べている。

 

「移住が必要で、野生では生きていけないラッコたちの取り組みをサポートしてくれる、シェッド水族館のようなパートナーに感謝しています。新しい住処でのラッコの旅を、今後も追い続けられることにワクワクしています」(了)

 

出典元:NBC:Sea otter pup found alone has new home at aquarium(12/9)

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