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女性らが野生の子熊を捕まえて自撮り、専門家が警鐘を鳴らす【アメリカ】

女性らが野生の子熊を捕まえて自撮り、専門家が警鐘を鳴らす【アメリカ】
X_Local 12/WKRC-TV

アメリカで、女性らが子熊を捕まえて自撮りをしている様子が撮影され、その行動に非難の声が寄せられている。

 

1匹の子熊を捕まえ、自撮り

 

その出来事が起きたのは、ノースカロライナ州にある集合住宅とされている。

 

当時、フェンスの外側の木に2匹の野生の子熊がおり。それを見つけた女性たちが、子熊の1匹を捕まえ、自撮りしていたという。

 

また動画では、他の人々も木にいたもう1匹の子熊を捕まえようとしている様子が映っていた。

 

逃げる子熊を追いかける

 

この動画を撮影したレイチェル・シュタウトさんによれば、自撮りをしていた人物が子熊を落とした時、子熊は叫び声を上げて逃げ始めたという。

 

しかも女性たちは、その子熊を追いかけまわしていたが、そこへ集合住宅の管理人が現れ、女性らに止めるよう注意したそうだ。

 

その後、シュタウトさんは警察に通報し、動画を提出。住民らの報告を受けたノースカロライナ州野生動物資源委員会(NCWRC)は4月16日、この件について発表した。

 

元気がない状態の子熊を発見

 

それによれば、NCWRCのクマ専門家であるアシュリー・ホッブズ氏が現場に到着し、捜索したところ、集合住宅の真ん中にある貯水池で、子熊のうちの1匹を見つけたという。

 

しかし池にいた子熊は元気がなく、体温も低く、前足の片方を引きづっており、2匹目の子熊は見つからなかったそうだ。

 

その後、子熊は地元のリハビリ施設に搬送され、現在順調に回復しているようだが、自然に放たれる年齢になるまで、リハビリ施設で世話されるという。

 

NCWRCは、クマと人間の両方に危険が及ぶ重大なリスクがあるため、野生でクマを発見した場合は、誰も触るべきではないと警告。次のように述べた。

 

「母親が近くにいて、子熊を守ろうとする可能性は常にあります。また、子熊を危険にさらすことになります。子熊を扱うことは、その子が怪我をする危険性があり、母親から引き離される可能性が高くなります」(了)

 

出典元:ABC News:Bear cub recovering after being dropped by bystander who picked it up, took photos(4/19)

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