米警察、人々に野生のクマと自撮りをしないよう呼びかけ
アメリカのフロリダ州で、野生のクマと自撮りをしている人々が目撃され、警察がやめるよう呼びかけた。
多くのドライバーが止まり撮影
そのクマが目撃されたのは、フロリダ州の町、サンタローザビーチを通る、「ハイウェイ98号線」の北側とされている。
先日、この場所の電信柱の脇にアメリカクロクマがおり、通りすがりの自動車のドライバーから注目を集めたという。
そしてドライバーたちは立ち止まり、多くの人がクマの写真を撮っていたそうだ。この時クマは深刻なストレスの兆候を見せ、落ち込んでいるように見えたため、ウォルトン郡保安官事務所はSNSで、このようなクマに近づかないよう呼びかけた。
Famous last words, “If not friend, why friend shaped?”
Because this black bear is stressed depressed lemon zest.
Walton County Sheriff’s Office deputies are monitoring a bear on the north side of Highway 98 near County Road 83 in Santa Rosa Beach.
Onlookers were trying to… pic.twitter.com/boRdiLucZG
— Walton Co. Sheriff (@WCSOFL) July 18, 2024
暑すぎて休んでいた可能性
その後、保安官事務所からの通報を受けたフロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)のレンジャーが、調査のために派遣されたが、到着した時には、すでにクマは隣の森へと去っていたという。
クマは負傷していなかったらしく、単に暑すぎて、移動する前に休んでいた可能性が指摘されている。
フロリダ州の多くの地域では、特に春と夏に、若いクマが母親から離れ、新しい生息地を探し始めるため、よく目撃されるという。
フロリダ州魚類野生生物保護委員会は「通常、クマは1頭で移動します。クマを見かけたら距離を置いてください。近づこうとしないでください。決して餌を与えないでください」と人々に呼びかけている。(了)
出典元:The Guardian:Florida police tell people to stop taking selfies with ‘depressed’ black bear(7/19)