絶滅危惧種の「ボンゴ」の赤ちゃん、英の動物園で誕生
イギリスの動物園で、絶滅が危惧されている動物の赤ちゃんが、新たに誕生した。
野生下では100頭未満
その赤ちゃんは、「イースタン・マウンテン・ボンゴ」と呼ばれるレイヨウの仲間で、10月16日にイングランドにある「ウォーバーン・サファリ・パーク」で誕生したという。
「イースタン・マウンテン・ボンゴ」は野生下では、100頭未満と推定されており、「ウォーバーン・サファリ・パーク」は、このような動物たちの絶滅を防ぐために取り組んできたそうだ。
誕生した赤ちゃんはオスで、現在は母親にぴったりとくっついて、周囲を探索しながら厩舎内を歩き回っているという。
Woburn Safari Park is thrilled to announce the birth of a critically endangered Eastern Mountain bongo calf!
On 16th October, first-time mum Othaya welcomed a male calf. With fewer than 100 individuals left, this birth is a vital step for the future of this species. ❤️#bongo pic.twitter.com/QWIrW5F0GG
— Woburn Safari Park (@Woburn_Safari) October 29, 2024
母親は初めての出産
「ボンゴ」の赤ちゃんが、「ウォーバーン・サファリ・パーク」で誕生するのは10年ぶりで、母親の「Othaya」は初めての出産になるという。
父親の「ソニー」は、昨年11月に4頭の「ボンゴ」の群れに加わり、繁殖行動を示して、メスとの交尾に成功したそうだ。
「ボンゴ」は、ケニアの森林地帯に生息しているが、数年にわたる密猟により、野生では20年以内に絶滅する可能性があると推定されている。
「ウォーバーン・サファリ・パーク」は、今回の子供の誕生について、このような動物を保護する点で「非常に重要な成功例」だと述べている。(了)
出典元:BBC:Critically endangered antelope born at safari park(10/28)