ブラジルで電線の上を歩くヤギが目撃される【動画】

ヤギは高所を好み、足場が悪い急斜面でも平気で登っていく習性がある。それにしても、ここまでやるとは思ってもみなかった。なんと、細い電線の上を、バランスをとって歩く姿が目撃されたのだ。
電線にぶら下がった草を食べる
ブラジル東部のセアラー州で4月6日に目撃された、そのヤギ。多くの通行人たちが珍しがって動画を撮影した。
ヤギが立つ電線には、風に吹かれて舞い上がったのだろうと思われる野草の塊が、絡まってぶら下がっている。動画に映っているのは、ヤギがそれを食べているところだ。
動画を投稿したEto Cat(@EtoCat-l5k)さんは、「街にはもう草がなくなってしまったため、食べる物を探して」こんな所まで登って来たと言っている。また、他の投稿者によれば、ヤギの蹄は電気を通さないので感電する心配はないらしい。
ネット上には「そんなにお腹が減っているのか」、「ヤギは電線上で重力を無視する」、「スパイダーマンならぬスパイダーヤギだ」といった感想が上がっている。また、AIによる生成動画ではないかと疑っている人もいる。
どうやって登ったか
それにしてもこのヤギ、どうやってここまで登ったのか? 実のところそれについては全く分かっていない。この件を記事にした海外メディアもお手上げのようだ。ヤギはロッククライミングの達人だが、電柱をよじ登ったとは考えにくい。
動画投稿者の一人であるPandamen01(@thatpandamen)さんは、近隣の古いビルの、壁にできた割れ目を足がかりにしたのだろうと考えている。彼の動画の中には、劣化してあちこち崩れた壁を登るヤギ(電線上の白ヤギとは別)の姿が挟み込まれている。
それを見ると確かに可能かもしれないと思えてくる。ビルの壁には電線が繋がっているので、そちらへ乗り移るのは簡単だ。
(了)
出典元:What’s The Jam?:Hungry goat defies gravity balancing on power lines to get a snack(4/8)