羽を負傷した蝶、治療を受け、奇跡的に再び飛べるように【動画】

アメリカで、負傷した蝶が治療を受け、再び空を飛べるようになった。
死んだオオカバマダラの羽を取り付ける
ニューヨーク州ロングアイランドの自然保護区にある「スウィートブライアー自然センター」によれば、先日ある人物から、羽を負傷したオオカバマダラ(Monarch butterfly)を助けられないか、と連絡があったという。
そこでセンターのスタッフは、折れたオオカバマダラの羽を整え、死んだ蝶の羽を切り取り、それを慎重に取り付け、手術を行ったそうだ。
その結果、オオカバマダラは再び、空を飛ぶことができるようになった。その様子がこちら。
An injured monarch butterfly was able to continue its migration after undergoing a wing transplant at a nature preserve in New York. https://t.co/2ugfYv4rBM pic.twitter.com/Dv8dxQGSVX
— ABC News (@ABC) October 9, 2025
毎年、数千キロを往復する蝶
アメリカ農務省によると、オオカバマダラは毎年、数千キロを往復する唯一の蝶として知られているという。
しかしオオカバマダラの個体数は、餌である植物「トウワタ(Milkweed)」が除草剤によって枯渇したため、ここ数十年で著しく減少しているそうだ。
慈善団体「ライブ・モナーク」などは、この色鮮やかな蝶を救うため、アメリカの住民に低価格の「トウワタ」の種子を提供しているという。(了)
出典元:Yahoo News:Injured Monarch Receives Wing Transplant at Long Island Wildlife Center(10/9)