X_ABC News

アメリカのオレゴン州のビーチで、女性がサメを救出し、その様子を撮影していた。

サメの尾をつかみ海へ

その女性とは、オレゴン州の町、マンザニータで暮らすColleen Dunnさんだ。

彼女は先月、ネハレム湾州立公園近くのビーチで、犬を連れて散歩をしていたという。

するとビーチの浅瀬に、小さなサメが打ち上げられているのを発見。このままだと死んでしまうと思い、体長1mほどのサメの尾をつかみ、海の深い場所へと急いで運んだそうだ。

するとサメは再びエラから水を押し出すことができ、やがて泳いで海の中へ消えていったという。

A woman out walking her dogs came upon a stranded baby salmon shark on an Oregon beach. She bravely picked the animal up and carried it back to the ocean, where she said it swam away.

Read more: https://t.co/haLVV5lziu pic.twitter.com/HBxOWCeQ7b

— ABC News (@ABC) November 7, 2025

「触るのさえ不安だった」

Dunnさんは当初、このサメが、ホホジロザメの赤ちゃんだと思ったそうだ。

しかし「触るのさえ不安だった」ため、ネハレム湾州立公園の事務所にいる夫に助けを求め、電話をかけたが、応答がなかったという。

そこで勇気を出して、1人でサメを海へ戻そうとしたそうだ。

彼女は先月、この出来事をSNSのグループに投稿。しかしその後も、ビーチにこのサメが打ち上げられたといった報告はなかったという。

Dunnさんは以前、ハワイに住んでおり、取材に対しても「海と関わり（略）、野生生物に気づき、助けが必要な生き物に手を差し伸べることで、（略）自分を保ち、謙虚でいられるのです」と述べている。（了）

出典元：ABC News：Woman rescues a beached shark in Oregon(11/7)