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ニューヨーク州で真夜中にゾウが通りを歩いていた…現場に駆けつけた警察官もびっくり

ニューヨーク州で真夜中にゾウが通りを歩いていた…現場に駆けつけた警察官もびっくり
Facebook/New York State Police

なんとアメリカのニューヨーク州で、ゾウが夜中に道を歩いているところが目撃され、警察が出動する事態となった。

 

干し草を食べているゾウを発見

 

この出来事が起きたのは11月11日の夜(現地時間)、場所はニューヨーク州のWesttownという町とされている。

 

その日の午後11時35分頃、通報を受けたニューヨーク州警察のDave Scott巡査部長は、10分以内に現場に急行したという。

 

すると通りには8000ポンド(3.6t)近くもある大きなゾウが、農場に積まれた干し草を食べたり、歩き回ったりして、自由を謳歌していたそうだ。

 

Never a dull moment in Troop F. On November 11, 2018, Troopers patrolled to Westtown to escort a lost elephant back home. The elephant wandered away from an animal sanctuary.

New York State Policeさんの投稿 2018年11月12日月曜日

オーナーが命じたら素直に帰る

 

地元に精通していたScott巡査部長は、その様子見てゾウが近くにある動物保護施設を抜け出したと考えたとか。

 

そのためすぐに施設へ行き、オーナーに警告。ゾウが逃げ出したと伝えたという。

 

このことを聞いたオーナーやスタッフはただちにゾウの元へ向かい、施設へ帰るよう命じたそうだ。ニューヨーク州警察の広報官であるSteven Nevel氏は次のように語っている。

 

「彼ら(オーナーたち)は出てきて、自分の犬に話し掛けるようにゾウに声を掛けていたそうです。彼らはゾウに回れ右をするよう伝え、家に帰るよう命じたそうです。するとゾウは家に戻り始めたのです」

 

Never a dull moment in Troop F. On November 11, 2018, Troopers patrolled to Westtown to escort a lost elephant back home. The elephant wandered away from an animal sanctuary.

New York State Policeさんの投稿 2018年11月12日月曜日

ベトナム戦争で火傷を負う

 

このゾウの名前は「Fripha」で、年齢は46歳。ベトナム戦争の時にナパーム弾で火傷を負い、その後アメリカへ運ばれたという。

 

そして施設を抜け出せたのは、スタッフが電気柵のスイッチを入れ忘れたからとされ、連れ戻される時はとてもフレンドリーだったそうだ。

 

Scott巡査部長は今までクマや犬、シカなどの通報を受けたことがあるが、家へ帰るゾウをエスコートしたのは初めてだと語っていたとか。

 

この辺りには農地が広がり、のどかな場所だったようだが、それにしてもゾウが歩いているとは、発見した人も相当驚いたに違いない。(了)

 

 

出典元:ABC News:State trooper escorts wandering elephant back home to animal sanctuary(11/12)

出典元:USA TODAY:‘Never a dull moment’: Police in New York escort a runaway elephant back home(11/12)

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