ロシアの原子力潜水艦とホッキョクグマが遭遇、捨てられたゴミを求めて接近
北極の海でエサを探していたホッキョクグマが、ロシアの巨大な原子力潜水艦と遭遇する珍しい写真が撮影された。
ゴミの臭いを嗅ぎながらうろつく
ロシアの原子力潜水艦「Delta IV」級は先日、ノルウェーのスヴァールバル諸島およびヤンマイエン島の北を航行していたという。
そして浮上して船内に溜まったゴミの袋を捨てようとした時、1頭のホッキョクグマと遭遇する。
ホッキョクグマは体重が360kg近くもあるとみられ、捨てられたゴミの臭いを嗅ぎながら、潜水艦の周りを歩き続けたそうだ。
動物に脅威となっているゴミ問題
このため120人いた乗組員はデッキ内で待機。船内からホッキョクグマを撮影したという。
その写真にはホッキョクグマが潜水艦に興味を示し、乗り移ろうとしている姿も映っている。
しかしこの地域のゴミ問題は野生動物の脅威になっており、専門家によればこれまで捨てられたゴミを取り除くには数百年かかるという。
またゴミを捨てる時に、乗組員がホッキョクグマの注意を引きつけることは、これが初めてではないそうだ。
イギリス海軍では海事法を厳格に遵守しており、航海で出たゴミを環境にやさしい方法で処理したり、リサイクルしたり、または仕分けしたりするシステムを備えているとしている。(了)
出典元:MailOnline:Polar bear leaps onto a Russian nuclear submarine on the search for food after the crew dumped bags of rubbish into the Arctic(1/13)
出典元:Mirror:Terrifying moment polar bear leaps onto Russian submarine in search of food(1/13)