海ではぐれたラッコの赤ちゃん、専門家らの助けにより母親と再会を果たす
親とはぐれたラッコの赤ちゃんが専門家らに保護され、その後無事に母親と再会する場面が撮影された。
母親から1.6kmも離れた赤ちゃん
そのラッコの赤ちゃんが発見されたのは今週の月曜日(現地時間)、場所はカリフォルニア州のモロ湾とされている。
赤ちゃんは母親から1マイル(約1.6km)も離れたところを漂っていたらしく、それを漁師が発見。すぐにモロ湾の港湾パトロールに通報したという。
その後、港湾パトロールはカリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)の環境学者であるMark Harris氏に連絡。Harris氏は現場に駆けつけ、海洋哺乳類センターなどと協力して、ラッコの赤ちゃんを保護した。
声を聴かせて母親を探し出す
さらにHarris氏らは、今度は赤ちゃんの母親を探すことに。彼らは群れがいる場所へ近づき、前もって録音していた赤ん坊の泣き声を聞かせたという。
やがてその声に1匹の母親らしきラッコが反応。そのラッコはやがて船に近づいてきたため、専門家らは赤ん坊を返すことに成功したという。その時の様子が下になる。
In between cloudbursts today, the Harbor Department had the pleasure of assisting the Marine Mammal Center and Mike Harris of Fish & Wildlife in reuniting a baby otter with its mother that was spotted by one of our commercial fishermen. All in a day's work. morrobay.orgWait for it….
City of Morro Bayさんの投稿 2019年2月4日月曜日
動画ではラッコの赤ちゃんを投げているが、これは船のノイズで母親が恐れて逃げてしまわないようにするためだったとか。
海洋哺乳類センターのShawn Johnson博士は「南部に生息するラッコは脅威にさらされている種なのです。これらのラッコを自然に返す機会は、将来の群れの健全さや取り巻くエコシステムを大きく促進させることになります。私たちはモロ湾の素晴らしいパートナーたちに感謝しています」と語っている。
この動画は2月5日にCity of Morro Bayのフェイスブックに投稿され、現在までに3万回以上も再生されている。
また動画を見た人からも「これはとっても嬉しいことね。ありがとう、City of Morro Bay」や「幸せになれるものを見て、良かったよ」「よくやった!」「素晴らしい働きだ!」といったコメントが寄せられているという。(了)
出典元:KSBY:Sea otter pup and mother reunited in Morro Bay(2/5)
出典元:THE TRIBUNE:This baby otter ended up a mile away from its mom. A team of experts helped them reunite(2/5)