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インドで列車の乗客がツイッターを使い人身売買を阻止、26人の少女を守る

インドで列車の乗客がツイッターを使い人身売買を阻止、26人の少女を守る
flickr_Andrew Thomas

インドで機転を利かせた列車の乗客が、人身売買を企てていた犯人から、多くの少女を守ったとして、その行動が称えられている。

 

10歳から14歳の少女らが多く乗っていた

 

その乗客の男性とは、Adarsh Shrivastavaさん(@AdarshS74227065 )。彼は7月5日、インド北部のウッタル・プラデーシュ州を列車で移動していたという。

 

しかしその時、Shrivastavaさんは車内の他の乗客について奇妙な点に気づく。

 

彼が乗った車両には、10歳から14歳の少女が多くいたが、彼女らは目に見えて動揺しており、中には泣いている子もいたという。

 

ツイッターに投稿し、警察に通報

 

何かおかしいと感じたShrivastavaさん。彼は電話を取り出すと、新しいツイッター・アカウントを作成。そこから警察や鉄道会社に向けて、現在の状況を詳しく記したメッセージを複数回発信したという。

 

彼はメッセージの中で、列車にいる少女たちが人身売買の犠牲者ではないかと書き、自分が乗っている列車や車両の番号、現在位置や今後停車する予定の駅名も送信。

 

さらにインドの首相や鉄道大臣、さらに州首相のタグをつけて、投稿したそうだ。

 

SNSでは「ヒーロー」と呼ばれる

 

すると警察や鉄道会社が、その投稿に反応。30分後には、鉄道大臣のツイッター・アカウントからも返事が寄せられたとか。

 

やがて列車はKapatanagaj駅で停止。車両には私服の鉄道警察隊が乗り込んできて、26人の少女らを保護。さらにそばにいた2人の男を、人身売買のために少女らを運ぼうとした容疑で逮捕したという。

 

やがて少女らの親には、娘たちが保護されたと伝えられ、2人の男らは警察署で拘留されたそうだ。

 

この事実を知った多くのSNSユーザーは、Shrivastavさんをヒーローと呼び、インドの首相に対しても、彼の行動を称えるよう求めたとか。

 

 

しかし、Shrivastavさんは皆の声に対し「ありがとう。でもインドの市民として、人々を助けるのが私たちの責任ですから」とだけ答えたという。(了)

 

※アイキャッチはイメージ。

 

出典元:Good News Network:Train Passenger Uses a Twitter Post to Help Rescue 26 Girls From Traffickers(7/9)

出典元:The Indian EXPRESS:Vigilant passenger’s tweets help police rescue 26 minor girls from train; Tweeple laud man(7/7)

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