突然、体が痙攣しコロン…珍しい先天性ミオトニーのワンコの姿が撮影される
興奮したりすると体が麻痺してしまう、珍しい症例のワンコが、イギリスのメディアで紹介されている。
池を散歩中に倒れてしまう
そのワンコとは、イギリスで暮らすコッカースパニエル犬の「ピーター」だ。
「ピーター」は、「先天性ミオトニー(筋強直症:Myotonia Congenita)」と呼ばれる病気を抱えており、興奮したり怯えたりすると、体が痙攣し、筋肉も硬直して、いつも倒れてしまうという。
この「先天性ミオトニー」は人間やヤギなどに起きることは知られているが、犬でこのような症例を示すケースは稀だとされている。
下の動画は飼い主によって撮影されたもので、この時「ピーター」は池にいたカモに興奮して、倒れてしまったそうだ。
ケガはしておらず、数秒で元に戻る
ちょっとショッキングな映像だが、飼い主によれば、このような状態で倒れても、「ピーター」はケガをしたり、痛みを感じたりはしていないという。
そして痙攣は時や場所を選ばす、ランダムに起きるが、いつも数秒たつと元通りになり、何事もなかったように動き出すという。
下は以前話題になった、「先天性ミオトニー」の遺伝的性質を持つ、ヤギの動画。ブランコで遊んでいると、突然コロッと倒れてしまう。
「先天性ミオトニー」の仕組みはよく分かっていないそうだが、通常脳から筋肉に送られるシグナルがうまく機能せず、体が麻痺すると考えられている。
体が痙攣するのは苦しいだろうが、これからも元気に暮らしてほしいものだ。(了)
出典元:METRO:Fainting dog collapses at sight of ducks(6/12)
参考:NATIONAL GEOGRAPHIC:【動画】ヤギがブランコで「気絶」、原因は遺伝(2017/2/13)