車のボンネットに入り60kmも移動したネコ、火傷を負うも回復へ向かう
イギリスで車のボンネットの中に入ってしまったネコが、長距離を移動した後、ひどいケガを負った状態で発見された。
車のボンネットの中で発見される
そのネコとはイースト・サセックスの街、Brightonで暮らすメスの「Chi」だ。
1歳になる「Chi」はある日、隣家が所有する車のボンネットの中に入ってしまい、その後40マイル(約64km)も移動し続けたという。
飼い主のKaylie Banksさん(30)は自宅へ帰ってから「Chi」がいないことに気づき、家の中を探した後に、隣人の家を訪ねたそうだ。
すると隣人の1人が、自分の車のボンネットの中で「Chi」を発見。その後、車の前にあるフロントグリルを取り外して、「Chi」を救出した。
Cat survives 40 miles trapped in car engine compartment https://t.co/YWbiIjiwiV
— BBC News England (@BBCEngland) June 23, 2019
火傷で皮膚組織が死滅
しかし「Chi」はすでに体にひどい火傷を負っており、強いストレスを受けた状態だったという。
このため「Chi」はすぐにPDSA(慈善病院)のBrightonペット病院へ運ばれ、手術をうけることに。
実際、「Chi」の皮膚組織の一部は死滅しており、手術ではそれらの多くを取り除き、修復しなければならなかったそうだ。
ただ手術を終えた「Chi」は少しずつ回復し、今では首にカラーを取り付けられ、自宅に戻っているという。
走っている車のボンネットに残されるとは、子猫にとってきっと恐ろしい経験だったに違いない。(了)
出典元:BBC:Cat survives 40 miles trapped in car engine compartment(6/23)
出典元:METRO:Cat survives 40 mile journey trapped under bonnet next to car engine(6/23)