YouTube/ViralHog

4年前にアメリカで撮影された、不思議な形の雲が浮かんでいる動画をご存知だろうか。

嵐が近づいていた

その現象が起きたのは2016年5月17日、場所はテキサス州の街、Calallenとされている。

当時、このエリアには勢力が衰え始めた巨大な嵐が接近していたという。

そして撮影者が自宅のガレージに行き、救助したネコに餌を与えようとした時、上空を見上げると、不思議な丸い形をした無数の雲が空を覆っていたそうだ。

下降気流が発生している時に出現

投稿者の話ではこれは「乳房雲」とされ、これまで見た中でも最も素敵な光景だったと述べている。

石川県教育センター研究紀要によれば、「乳房雲」は雲底からこぶ状に垂れ下がっている雲のことで、雲底で下降気流や渦流が発生している時にでき、大雨の前兆とも言われているという。

このため乳房雲が現れた場合は、下降気流に伴って降る大雨や雹、雷に注意が必要だとされている。

また、はっきりとしたこぶが現れた場合は激しい気流の渦が発生していることが考えられ、上空では乱気流、地上近くでは竜巻が発生する恐れもあるそうだ。

なんとも不思議な形だが、このような雲がある時は注意した方がいいのかもしれない。（了）

出典元：ViralHog：Mesmerizing Mammatocumulus Cloud Formation Fills Sky (2/24)

出典元：Take Our World For It：Clouds