Facebook/Steve Neece

米国の13才の少年が怪物のような巨大ブタを、ライフル銃の一発で仕留めた。

牧場を脅かす野生ブタ

普通の13才なら、重さ約180kgもある巨大な野生ブタを撃つことはないだろう。だがこの少年、Scout Neece君（13才）が住むテキサス州では、少々事情が違っている。

同州では近年、増えすぎた野生のブタが州内の牧場を荒らし回り、甚大な被害を与えているという。そこで、Scout君の父親であるSteveさん（40才）は、野ブタ駆除のサイドビジネスを立ち上げ、2人の友人と共に毎週末、野ブタ狩りに出かけている。Steveさんは海外メディアにこう話す。

野ブタは牧場主にとんでもない額の被害を与えているんですよ。そして今や、増えすぎたブタは宅地や市街地にも出没するようになっています。

野ブタは牛のエサを食べてしまったり、設備を壊すなどして、月あたり5000ドル（約51万円）〜25000ドル（約260万円）の被害を牧場に与えているそうだ。海外メディアによれば、州内の被害総額は5200万ドル（約54億円）にものぼる。

こういう状況のテキサスでは、野ブタを撃つのに免許や許可証は不要。土地所有者のOKがあれば誰でもそこで野ブタを撃てるとのこと。13才のScout君は、先月28日、たまたま野ブタ駆除に出かける父親について行き、巨大ブタに遭遇した。

これほどの大きさは数千頭に1頭

Scout君が仕留めた野ブタは重さ約180kg。父親のSteveさんはこれまで15年間ハンティングをやって来たが、これほど巨大なものは見たことがないと言う。しかもその怪物を、Scout君は一発で倒したそう。Steveさんはメディアにこう話している。

その時僕は、息子にこう言ったんです、「これだけ大きい野ブタは、これから先2度と見られないぞ。こいつは数千頭に1頭だ」とね。これだけデカい野ブタは頭も良く、めったに見つけることができないんです。父親としては、こんな息子を持って何となく誇らしい気分でした。

SteveさんのFacebookには、駆除された野ブタがトラックの荷台に積まれている写真がいくつもあるが、Scout君の獲物はそれらと比べても一際大きい。（了）

出典元：Houston Chronicle:Fulshear teenager takes down nearly 400-pound feral hog terrorizing Texas ranch(3/6)

出典元：Metro:Boy, 13, kills massive 400lb feral hog that was terrorizing farmer’s cattle(3/9)