真昼に火球が落下、カナダ上空で爆発した瞬間、都市が一瞬真っ白に染まる
アメリカやカナダで昼間に隕石(Meteor)の一部か落ちてきて、一瞬都市が白く染まる様子が撮影された。
ニューヨーク州やオンタリオ州で多くの人が目撃
火球の落下が目撃されたのは12月2日、場所はアメリカやカナダの東海岸の広範な地域とされている。
しかもこの隕石は昼間に落ちてきて、やがて爆発。その瞬間、眩く輝き、都市が一瞬白く染まったという。
この落下の場面は、アメリカのニューヨーク州や、カナダのオンタリオ州で多くの人々に目撃されたが、メリーランド州やミシガン州、オハイオ州、ペンシルベニア州、バージニア州でも目撃情報が寄せられたそうだ。下の動画は、カナダのトロントにあるCNタワーでの様子。
Is it a bird? 🐦 Is it a plane? ✈️ Is it a meteor? ☄️
At the same moment in time, our cameras that face the CN tower in Toronto caught this object. We’re not sure what it is or whether it is related. Follow the red circle and you tell us! Comment below! @TourCNTower pic.twitter.com/NCsY9DHFX2— EarthCam (@EarthCam) December 2, 2020
大きな音も響き、窓を揺らす
アメリカ隕石学会(American Meteor Society:AMS)も、この日の夜までに7つの州から、150件の報告が寄せられたという。
特にニューヨークに住む十数人からは、大きな音が聞こえたと報告され、そのノイズは激しく、窓を揺らしたほどだったとか。
この音は隕石が、高度約30マイル(約48km)の下にある成層圏を突き抜け、爆発した際に起きたとされ、また隕石は時速9万kmの速さで西へ向かい、高度35kmのところで粉々に砕けたと考えられている。
先日は日本でもかなり明るい火球が目撃されたが、昼間でもこのように街を明るく照らす映像は、ちょっと珍しいかもしれない。(了)
出典元:ABC News:East Coast meteor lights up sky from New York to Ontario(12/4)