ソロモン諸島で撮影された赤ん坊サイズのカエルに驚き
ケタ外れに大きなカエルの写真がFacebookに投稿され、SNSユーザーたちを驚かせている。少年が両手で持ったそのカエルは、人間の赤ちゃんほどの大きさがある。
ソロモン諸島に棲むカエル
写真を撮影したのは、ソロモン諸島の首都ホニアラに住むJimmy Hugoさん(35才)。彼が経営する製材所の従業員たちが、市郊外でイノシシ狩りをしていたところ、この大ガエルに遭遇したとのこと。
「(その時は)自分の目が信じられませんでした。今までに、こんな大きなカエルを見たことはありませんよ。人間の赤ん坊と同じくらいの大きさでした」Hugoさんは海外メディアにこう語っている。
写真を先月Facebookに投稿し、「最初は数人が見る程度だろうと思っていましたが、突然たくさんのコメントが寄せられたので驚きました」という。
写真ではカエルの裏(腹)側しか見れないが、オーストラリアのABC RadioがFacebookで公開した動画には、Hugoさんの膝に乗った姿が映っている。
このカエルは、学問的にはCornufer guppyiという種だが、現地では「森のチキン(bush chiken)」と呼ばれているそう。生息地はソロモン諸島やパプアニューギニアで、現地の人たちは食用にしている。「チキンよりも美味しい」とHugoさんは言う。
ソロモン諸島では数が激減
ソロモン諸島に在住する生物学者のPatrick Pikachaさんによれば、このカエル(Cornufer guppyi)は、世界で最も大きいカエルの種の一つ。近年ソロモン諸島では、森林の伐採や人の生活圏の拡大によって数が著しく減っているようで、「(目にするのが)非常に珍しくなっている」とのことだ。
Hugoさんの写真のカエルは大きいが、Pikachaさんはソロモン諸島の別の島でもっと大きなものを見たことがあると話す。
ところで、写真のカエルはその後どうなったかというと……製材所の従業員らのお腹に納まってしまったらしい。(了)
出典元:Hindustan Times:Man finds ‘human baby-sized’ frog in Solomon Islands. ‘Jurassic frog’, say netizens(5/12)
出典元:ABC News:Photo of frog the size of a human baby stuns Pacific social media(5/1)